近年、オーストラリアが積極的に海外映画のロケ地として誘致を進めている。
特に、ハリウッド映画は米国で製作するより税金面などでの優遇措置をとっており、国を挙げての戦略の一つともいえる。
過去にも、『マトリックス』、『ミッションインポッシブル2』『スーパーマン・リターンズ』、『ムーランルージュ』、また『スターウォーズ』などの作品の実績があり、すでに、来年公開の「パイレーツ・オブ・カリビアン5(仮題)」の誘致にも成功しているが、あらたに---

オーストラリアが、「マイティ・ソー3」「プロメテウス2」の撮影誘致に成功したとDeadlineが報じている。
オーストラリアのジュリー・ビショップ外相とミッチ・フィフィールド通信相・芸術相が会見で発表したもの。シリーズ第3弾「Thor: Ragnarok」と「プロメテウス」の続編「Alien:Paradise Lost」の2作品累計で4725万オーストラリアドルの税優遇措置を行うという。これにより、オーストラリアでは約3000人の雇用創出と3億オーストラリアドルの経済効果が期待されているという。

これらの背景には、『ムーラン・ルージュ』『ハリー・ポッターと炎のゴブレット』や、中国の映画『LOVERS』『HERO』それに『ハッピーフィート』ではアカデミー賞の最優秀長編アニメーション賞を受賞アニマル・ロジック社の存在や、『マトリックス』シリーズや『ミッション・インポッシブル2』などのフォックス・スタジオ・オーストラリア社などが、国内にあり、なおかつ映画の製作に携わる会社も数多く存在している事も大きな理由だ。
また、隣のニュージーランドのホビット村などは成功例としてが有名だが、一本の映画の撮影で残った遺産をそのまま観光に活かす事もでき、雇用促進と同時に、将来の観光化への可能性も秘めている。
今回の『パイレーツ・オブ・カリビアン5(仮題)』一本で、100億円以上の経済効果を生むという。観光立国を目指す日本も、何か考えてはいかがかと---。

昨年のアンジェリーナ・ジョリーの『アン・ブロークン』もオーストラリアで製作され、3000人の雇用が促進された。

Unbroken - Official Trailer (HD)

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代表的な、オーストラリアの製作会社

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