テレビ番組「ヒッチコック劇場」のヒッチコックの吹き替えなどで知られ、劇団テアトル・エコー代表の俳優・声優、熊倉一雄(くまくら・かずお)さんが12日午後3時24分、直腸がんのため東京都港区の病院で死去した。88歳だった。

画像: http://www.asahi.com/articles/ASHBJ71YHHBJUCLV015.html

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1956年、テアトル・エコーに参加し、演劇活動とともにテレビ草創期から声優としても活躍。64年の人形劇「ひょっこりひょうたん島」で海賊トラヒゲの声を演じたことをきっかけに作者の井上ひさしさんと出会い、井上さん作の劇「日本人のへそ」「11ぴきのネコ」などを演出し、自身も出演した。
 1960年代映画などでも活躍と同時に「宇宙家族ロビンソン」「名探偵ポワロ」など数多くの作品の吹き替えで存在感を示した。アニメ「ゲゲゲの鬼太郎」の主題歌を歌ったことでも知られた。
 91年紫綬褒章。98年勲四等旭日小綬章を受賞した。 

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