中国の劇場でかかる映画の検閲は、厳しい事で知られているが、このたび同性愛を描いた中仏合作映画が、検閲をとおった事で大きく話題になっている。
この作品は、王超(ワン・チョウ)監督の『Seek McCartney』。
中国の映画の状況が少しでも、ひらかれていく事は、世界の映画界にとっても大きな可能性が広がっていくだけに、気になるところである。

the guardianによると、対象となっているのは中国人男性とフランス人男性の愛を描いた映画『Seek McCartney(英題)』。王超(ワン・チョウ)監督本人が、中国版ツイッター「新浪微博(Weibo)」を通して、作品が検閲をパスし当局が劇場公開を許可したと発表。「映画業界の人々にとっての大きな一歩」とコメントした。

画像: http://beautifulhangeng.tumblr.com/post/86518714487

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今回、検閲を通った背景には、同作が中国とフランスの共同制作であることが挙げられる。中国ではハリウッド作品との競争を避け、本国の映画への関心を促進するため、外国作品は年間34作品しか公開が許可されていない。そのため、子どもが観られない作品、観たものに強い影響を与える作品、議論を起こすような作品は排除されがちだ。

画像: 中国で初めて同性愛を描いた映画の上映が認められる(写真は王超監督) ※the guardianサイトのスクリーンショット http://www.crank-in.net/movie/news/39436

中国で初めて同性愛を描いた映画の上映が認められる(写真は王超監督)
 ※the guardianサイトのスクリーンショット

http://www.crank-in.net/movie/news/39436

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