第88回アカデミー賞外国語映画賞の出品作が発表され、中国代表として内定が報じられていた中仏合作映画『狼図騰』(Wolf Totem/神なるオオカミ)は選出されず、変わって『滾蛋[口巴]!腫瘤君』(Go away Mr. tumour)が代表作に選ばれることになり、中国で話題になっている。
興行成績7億元(約133億円)を超える記録的大ヒットを飛ばした仏監督ジャン・ジャック・アノーによる中仏合作映画の『狼図騰』は先月のメディアの報道により、第88回アカデミー賞外国語映画賞への出品が確定したと報じられていた。
しかし今回の発表で分かった出品作は意外にも『滾蛋[口巴]!腫瘤君』であった。先月米ワシントンで開かれた2015中国映画ウィークでオープニングフィルムとして上映されている同作だが、その際の周囲の反応が良かったようで、それが決め手となり、アカデミー賞外国語映画賞への出品が決定したのではないかと伝えられている。