東京国際映画祭で、市川崑生誕100年記念上映に、昨年(2014年)アメリカで発見され、ニュースにもなった市川監督のアニメ作品『弱虫珍選組』(1935年)の上映が加わってことがわかった。
この作品は35ミリのモノクロフィルムで約5分間。
米映画芸術科学アカデミーが所蔵し、カリフォルニア大学ロサンゼルス校で保管されていた。
昨年その存在が明らかになったもの。

市川崑監督はディズニー作品に憧れアニメーターを目指しており、その後の映像テクニックの原点を探る上でも貴重な作品と思われている。

画像: 「弱虫珍選組」(C)東宝

「弱虫珍選組」(C)東宝

 

 |5分 モノクロ|1935年 日本|
2014年アメリカで発見された、市川崑監督らの作画による幻のアニメ映画。少年侍・團子之助が活躍する「花より團子シリーズ」の3作目で、團子之助が悪者から女性を助ける物語がコミカルに展開される。
製作当時、監督は京都市のJ・Oスタヂオ(東宝の前身)でアニメーターとして働いていた。
主人公の造形には、監督が映画を志すきっかけとなったディズニーアニメの影響が見られる。
作画:中野孝夫、八住紫郎、市川義一(市川 崑)、宮崎和夫製作当時、監督は京都市のJ・Oスタヂオ(東宝の前身)でアニメーターとして働いていた。
主人公の造形には、監督が映画を志すきっかけとなったディズニーアニメの影響が見られる。

第28回東京国際映画祭 日本映画クラシックス出品
市川崑 生誕100周年記念上映
10/26(月) 10:20開演
『花より團子シリーズ第三話 弱虫珍選組』

http://digital.asahi.com/sp/articles/ASHB5520ZHB5PTFC00W.html?rm=263


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