東宝撮影所時代の、モスラとのお別れ写真…です。
東宝撮影所で特美(特撮美術)倉庫の大掃除に駆り出されました…1984年頃か。
モスラを処分するというので、名残を惜しんで他のスタッフと一緒に記念撮影。
一番左が、私こと仁科、真ん中は、平成ゴジラシリーズのミニチュアワークで活躍した、
ビーグル代表のポチ(萩原)君、その右の方は、たしか寺井さんです。
一番名残(なごり)惜しそうですねーー。
ボクが掃除に参加した時点では、すでにめぼしいものは持ち去られていました(笑)。
この時の資料が、レストアされて「特撮博物館」で展示されているのだと思いますが…。
この写真に写っているのは、 親モスラの方ですね。
幼虫はもっと早くに処分されちゃったんでしょうね。
今から思えば、凄く貴重なショットです。
19 84年というと、第二回特撮大会で、特美倉庫から色々借りだして展示した、
2年後後ですね…。
この大掃除の時は、もちろん重要なプロップは処分していませんが、
他に大物でいえば、メーサー車の車輪部が捨てられていたのを覚えています。
ボクが目をつけていたのは、
市川監督の「火の鳥」の合成用の火の鳥のミニチュアですが、
すんでのところで誰かに持ち去られた後でした。
火の鳥は、高橋勲さんだったような… !?
それにしても、「特撮博物館」は、いい展示でしたね。・
このモスラの頭。今なら欲しいな、、、。
今頃は、きっと、夢の島のどこかにーー。
ゴジラも好きだけど。
物心ついて劇場で観たのは、キングゴジラよりモスラを、親に手をひかれて観ました。
成虫モスラ、好きなんです。
モスラ~~や。。モスラ~~♪・・ドナカタジァ~~インドム~~。。
ルストウィラードァ ハンバハンバームヤン♪
仁科 秀昭
:天井桟敷、東宝撮影所などの美術スタッフを経て、
現在はミュージアムプランナーとして、活躍中。