女優の常盤貴子が22日、都内で行われた映画『向日葵の丘 1983年・夏』の初日舞台あいさつに登壇した。
そこで、主演作そっちのけで現在公開中の塚本晋也監督の『野火』を絶賛。
共に登壇した太田隆文監督を含め全員があ然としたという。

画像: 常磐貴子 http://eiga.com/news/20150822/9/

常磐貴子

http://eiga.com/news/20150822/9/

その発言とは---

「この間、塚本晋也監督の『野火』という映画を見た。本当に、今よくぞ撮って下さったという、戦争の追体験をできるような素晴らしい映画だったので、皆さんぜひご覧になって下さい」

「わたしたちは戦争を知らない世代で、戦争体験のある方々が少なくなってきてしまった。それに、そのこと(戦争)を知らないといけないのに、それは体験だから知ることはできない。でも『野火』は、さも自分が戦争を体験したかのような気分になって映画館を出ることができる」と力説。

でも、その発言は最終的には映画の持つ時代を超えられる強さを語った。
本作が、80年代を知らない若者達にも、受け入れられる映画である事を伝えた。
会場では、この”映画愛”に溢れるスピーチに観客は大きく拍手で応えた。

「びっくりしたのは、(『野火』の)お客さんが10代20代の若者ばかりだったこと。映画って、その時代を知らない世代もそこに連れて行ってくれる力がある。だからこの『向日葵の丘』も80年代を知らない人は80年代に連れて行ってくれて、知っている人は、またその時代を懐かしむことができる。ということが言いたかったんです!」と熱弁

「向日葵の丘 1983年・夏」特報⑥

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ストーリー

東京で売れないシナリオライターをしている多香子(常盤貴子)の元に故郷で暮らす高校時代のクラスメートみどり(田中美里)から30年ぶりに連絡が届く。「病気であと数か月の命」との内容に驚いた多香子はもう1人の同級生、アメリカ人と結婚したエリカ(藤田朋子)に相談するが、相手にされず。悩んだ末に30年ぶりの帰郷を決意する。高校時代に起きた悲しい出来事を今もひきずっており、一度も帰郷していなかった故郷に向かう多香子の胸を通り過ぎるのは、あの頃の思い出。地元の名画座に3人で行き、ミュージカル映画を毎週観ていた。学校の帰りはいつも鯛焼き屋でおしゃべり。片思いの先輩もいて懐かしさが蘇る。だが、30年ぶりに帰った故郷で待っていたのは「悲しい現実」と「別離」だった……。
涙なしでは観られない感動の青春ストーリー。

常磐貴子さんが語った映画『野火』が気になる方は

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