『新サンダーバード』放映が始まりましたが、予想通りの出来でしたね。
もっとも許せないのは、ユマ・サーマンみたいなペネロープです…。
それとわざわざミニチュアを作って、CGと合成しているんですが、
旧作は真摯にリアルに見せようと努力して、結果ミニチュアに見えてしまうという微笑ましさに、
視聴者も製作サイドのものづくりへの愛情を感じたものですが、
新作は意図的にミニチュアと分かるように使っているのが、視聴者をなめていると感じました。
旧作のセレクションも再放送されるようですが、お口直しで見てみたいですね。
でも、オモチャは欲しいという…。
エンド・タイトルのプロダクション・スケッチの使い方も洒落ていますが、
なんだか夢が壊されるんですよね。
現実に戻されるというか…。
それと あの海のCG表現も意図的にミニチュアっぽく見せているんですよね。
それがなんだか嫌ですね。
これは決してリアルにして欲しいという意味ではなく、
たとえば、CGでの世界観の表現でいえば、
「きかんしゃトーマス」の方がよくできていると思います。
仁科 秀昭
:天井桟敷、東宝撮影所などの美術スタッフを経て、
現在はミュージアムプランナーとして、活躍中。