今年で20周年を迎える函館港イルミナシオン映画祭。このたび映画祭を通じて「シナリオ大賞映画化プロジェクト」が開始される運びとなり、その第一弾として2013年度函館市長賞の受賞作である『函館珈琲』が映像化されることとなった。8月下旬からのクランクインが決定している。
1995年からスタートした「函館港イルミナシオン映画祭」の中で、同映画祭シナリオ大賞は函館の街から映画及びそこに関わる優秀な人材を発掘・発信しようと1996年度より設けられた。同企画からは現在に至るまでに篠原哲夫監督作品の『オー・ド・ヴィー』など、長編・短編を合わせて10本のシナリオが映画化、映像化されている。
函館港イルミナシオン映画祭20周年をきっかけにオリジナルシナリオからの映画創りを目指してゆく目的で「シナリオ大賞映画化プロジェクト」はスタートし、『函館珈琲』はその最初の作品となっていく。
なお、監督を務めるのは新鋭の西尾孔志監督である。