若尾文子の秘蔵作品から代表作まで、選りすぐりの60本を上映した『若尾文子映画祭 青春』。
初日舞台挨拶が開かれ、前日に、転んだと言う若尾文子自身が登壇した。
多くの歴史的な名匠の作品に参加した、若尾文子。
若かりし頃の、エピソードはそのまま日本映画の歴史。ついには、小津安二郎監督にいだいていた恋心まで---披露。
映画祭は、8月14日まで開催!

ちなみに、先立って発表された若尾文子出演作品人気投票は
1位:「しとやかな獣」(川島雄三監督)
2位:「赤い天使」(増村保造監督)
3位:「最高殊勲夫人」(増村保造監督)
4位:「女は二度生まれる」(川島雄三監督)
5位:「清作の妻」(増村保造監督)
6位:「卍(まんじ(1964))」(増村保造監督)
7位:「妻は告白する」(増村保造監督)
8位:「青空娘」(増村保造監督)
9位:「『女の小箱』より 夫が見た」(増村保造監督)
10位:「浮草」(小津安二郎監督)

第一位には、悪女を演じた『しとやかな獣』が選ばれている。

画像: http://news.walkerplus.com/article/60755/

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名匠・増村保造監督については、「演技に対して、とくに細かい注文はされませんでした」と語り、「ただ自分の考えを役者にキチッと伝えようとする厳しい面も持ち合わせている方でしたね」

画像1: 映画『しとやかな獣』 台詞も

映画『しとやかな獣』 台詞も

増村保造監督の厳しさに「毎晩台本を抱いて寝ました」。60年の「からっ風野郎」では、共演した作家三島由紀夫さんも増村監督の厳しいしごきにさらされた。「もう、大作家が…。見てはいけないものでした。もう目をそらし続けました」と秘話を明かした。

画像2: 映画『しとやかな獣』 台詞も

映画『しとやかな獣』 台詞も

「私、小津先生のことが大好きでね」と声を弾ませ、小津監督に対して特別な思いを抱いていたことを告白。「いつも真っ白い帽子と、真っ白いシャツと、真っ白い靴で、でもそれが全然いやらしくなくてね」と語り、「本当に大好きでね、こういう人のお嫁さんになりたいと思ったの」

『若尾文子映画祭 青春』予告編 Ayako Wakao Film Festival Trailer

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