オリヴィエ・アサイヤス監督の最新作『アクトレス~女たちの舞台~』のポスタービジュアルが解禁された。
6月28日からはじまるフランス映画祭では公開に先んじて上映いが決まり久々の来日で話題になっている、アサイヤス監督。
旬の豪華女優ジュリエット・ビノシュ、クリステン・スチュワート、クロエ・グレース・モレッツという配役で三人三様の個性が引き立っている。
シャネルの特別協力のもと、豪華な衣装、スイスの借景の美しさと壮大なクラシック音楽。
この秋、女性にもっともオススメの作品だ。
主役のマリア・エンダースを演じたジュリエット・ビノシュを大きく配したポスタービジュアルは、シャネルの黒い衣装に身を包んだ大女優のキャリアを感じさせる美しさが際立つもの。その背景に同時に並べられた3人の女優たちのビジュアルは、私生活の素顔を匂わせるプライベートな表情のマリア、有能なマネージャー、ヴァレンティンを演じてアメリカ人として初のセザール賞助演女優賞に輝いたクリステン・スチュワートの意味ありげな横顔、マリアの存在を脅かす小悪魔のような若手女優ジョアンを演じたクロエ・グレース・モレッツのあどけない笑顔と、まさに華やかな女優たちの魅力が前面に押し出されたもの。
大女優として知られるマリアは、忠実なマネージャーのヴァレンティーヌとともに、二人三脚で日々の仕事に挑んでいた。
そんな中、マリアは自身が世間に認められるきっかけとなった作品のリメイクをオファーされる。しかし、そのオファーは彼女が演じた若き美女の役柄ではなく、彼女に翻弄される中年上司の方。
主人公役は、ハリウッドの大作映画で活躍する今をときめく若手女優だった…。
2014年のカンヌ国際映画祭で喝采を浴びた本作。
きらびやかな世界に生きる大女優の葛藤と孤独を、スイスの大自然を切り取る美しい映像とシャネルの協力による華やかな衣装、そして壮大なクラシック音楽で優雅に綴り、観るものの心を惹きつける傑作だ。
主演ジュリエット・ビノシュの圧倒的な存在感と名演はもちろん、クロエ・グレース・モレッツ、クリステン・スチュワートというハリウッド女優が、艶やかに競演。
本年度セザール賞では、クリステン・スチュワートが米国人女優として初の助演女優賞を受賞したことも大きな話題を呼んでいる。