こういうこともあるんですね---なぜ死後40年以上映画化されなかったのか。その理由は。
元の歴史的スピーチを表現を変えることで、ついに映画化となったキング牧師の映画
『グローリー-明日への行進-』。
「キング牧師のスピーチには著作権がかけられているの。そしてそれは、すでに他の監督のものになっていたわ。その監督っていうのは、スティーヴン・スピルバーグなんだけど。だから、映画の中でキング牧師のスピーチは使えなかったのよ、全て言い換えなければいけなかったの」と驚きの事実を明かした監督は、「だからキング牧師の魂というか、彼が何を伝えようとしたのかっていうことを第一に考えて、全て言い換えていったわ。だって彼のスピーチはこの映画においても、とても重要な役割を担っているから」と骨の折れる作業をはっきりとした口調で振り返る。