RADWIMPSの野田洋次郎が初の映画主演を務める、松永大司監督の劇場用長編映画第一回監督作品『トイレのピエタ』が6月6日(土)よりロードショー。これを記念して、公開直前の5月30日(土)から6月5日(金)の一週間、渋谷アップリンクにて特集企画「松永大司監督七番勝負」が開催される。期間中は、監督デビュー作『ピュ~ぴる』や日本初上映となる『死と恋と波と』ほか、松永監督の過去作品を一挙上映。青木崇高、内田慈、岡山天音、門脇麦、手塚眞、ピュ~ぴる、松江哲明、そして本日追加発表となった鈴木亮平と豪華ゲストを迎えてのトークショーも行われる。

画像: 『トイレのピエタ』監督が語る、RADWIMPS野田洋次郎を起用した理由

【PART 1】
松永大司監督『トイレのピエタ』インタビュー
「この映画で出会って別れる、洋次郎と杉咲。
そこに生まれる本当の感情を撮りたかった」

──なぜこの映画を撮ろうと思ったのですか?
手塚治虫さんの病床日記のことを知ったのは、もう10年以上も前です。「浄化と昇天」という言葉がとにかく印象的で、トイレの中ってお母さんのお腹の中だと思ったんです。そこで一人の男が死んで行くんだけど、生き返る。トイレという小さな空間に宇宙ができるというのが面白いなと。これはすごくいいと思って一気にストーリーを書きました。当時は映画監督をやりたいと思い始めたタイミングで、僕が映画監督になれるなら、これを最初の作品にしたいと思いました。

──脚本化にあたってアイディアはどのように膨らんでいったのですか?
最初のストーリーは窓拭きから始まるところは一緒なんですが、最後にピエタ像を描くのではなく、夢の中でピエタを見るというものでした。登場人物も少なくて、主人公の窓拭き・園田宏以外には、宏と出会う女子高生の真衣すらいませんでしたね。本格的に脚本を書き始めたのは3.11の後なんですが、震災も大きなきっかけになりました。あの状況の中でものを作る人間として何を表現できるのかを考えた時に、死んでしまうことが悲しいだけではないって言いたいと思ったんです。人は絶対死ぬんだけど、残された人にとって死が悲しみだけで終わらないといいなと。そこでこの映画には宏の死を受け止める人が必要だとなって、真衣という存在ができ上がっていきました。一人の人間の生き様が、他の誰かの一歩前に進む勇気に繋がっていくというイメージで脚本を作りました。

──脚本化にあたってアイディアはどのように膨らんでいったのですか?
最初のストーリーは窓拭きから始まるところは一緒なんですが、最後にピエタ像を描くのではなく、夢の中でピエタを見るというものでした。登場人物も少なくて、主人公の窓拭き・園田宏以外には、宏と出会う女子高生の真衣すらいませんでしたね。本格的に脚本を書き始めたのは3.11の後なんですが、震災も大きなきっかけになりました。あの状況の中でものを作る人間として何を表現できるのかを考えた時に、死んでしまうことが悲しいだけではないって言いたいと思ったんです。人は絶対死ぬんだけど、残された人にとって死が悲しみだけで終わらないといいなと。そこでこの映画には宏の死を受け止める人が必要だとなって、真衣という存在ができ上がっていきました。一人の人間の生き様が、他の誰かの一歩前に進む勇気に繋がっていくというイメージで脚本を作りました。

画像: 松永大司監督 http://www.webdice.jp/dice/detail/4698/

松永大司監督

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画像: 『トイレのピエタ』 http://www.webdice.jp/dice/detail/4698/

『トイレのピエタ』

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『トイレのピエタ』予告編

youtu.be

出演:
野田洋次郎
杉咲花
リリー・フランキー
市川紗椰
古舘寛治
森下能幸
澤田陸
MEGUMI
岩松了
大竹しのぶ(友情出演)
宮沢りえ

監督・脚本:松永大司
原案:手塚治虫
主題歌:野田洋次郎(RADWIMPS)「ピクニック」(ユニバーサル ミュージック)
製作:高橋敏弘/巖本博/和田倉和利/善木準二/岡田哲/小川昭/清水英明
エグゼクティブプロデューサー:吉田剛/江守徹
プロデューサー:小川真司/甘木モリオ
原作:松永大司『トイレのピエタ』(文藝春秋刊)
音楽:茂野雅道
撮影:池内義浩
美術:愛甲悦子
作画:林田裕至
照明:原由巳
録音:橋本泰夫
編集:宮島竜治(J.S.E.)
製作:松竹/巖本金属/シネバザール/voque ting/夢番地/ブリッジヘッド/SPACE SHOWER TV
制作:シネバザール/ブリッジヘッド
配給:松竹メディア事業部
宣伝:オデュッセイア/ブラウニー
2015年/カラー/120分/ビスタ/5.1ch
©2015「トイレのピエタ」製作委員会

公式サイト:http://toilet-pieta.com

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