マンガと戦争展

6つの視点と3人の原画から

早尚この度、京都国際マンガミュージアムでは、企画展「マンガと戦争展 6つの視点と3人の原画から」を開催します。
今年は、戦後70年という大きな節目を迎えますが、「戦後」文化として大きく花開いたマンガは、戦争の体験から大きな影響を受けている文化だと言えます。逆に言えば、戦後無数に作られてきた「戦争マンガ」を読み解くことで、私たちが、戦争体験というものに対して、どのように向かい合ってきたかを垣間見ることができるはずです。  
本展では、6つの視点から選ばれた24点のマンガ作品と、新しい表現の「戦争マンガ」を発表している3人の作家の作品原画を紹介することで、戦後70年を考えるためのきっかけとしていただけたらと思います。

日時 2015年6月6日(土)~9月6日(日)
午前10時~午後6時(最終入館は午後5時30分)
※毎週水曜日は休館(ただし、7/22~8/26の水曜日は開館)
会場 京都国際マンガミュージアム 2階 ギャラリー1、2、3及び6
料金 無料 ※ミュージアムへの入場料は別途必要です
主催:京都国際マンガミュージアム / 京都精華大学国際マンガ研究センター
監修:呉智英(評論家)、吉村和真(京都精華大学マンガ学部教授)

6つの視点からの多様な「戦争マンガ」の紹介

評論家・呉智英(くれ・ともふさ)氏とマンガ研究者・吉村和真(よしむら・かずま)氏の監修により選ばれた【原爆】【特攻】【満州】【沖縄】【戦中派の声】【マンガの役割】6つのテーマにおいてそれぞれ、先の大戦をテーマにしたマンガ作品を取り上げ、「戦争マンガ」の、多様で複雑な展開を、解説と共に複製パネルで紹介します。

紹介する作品(一部。作家50音順)
今日マチ子「cocoon」 こうの史代「夕凪の街」 小林よしのり「戦争論」 里中満智子「積乱雲」 
田河水泡「のらくろ探検隊」 辰巳ヨシヒロ「地獄」 ちばてつや「家路1945~2003」 
手塚治虫「紙の砦」 西岡由香「夏の残像」 花村えい子「君死に給うことなかれ」 
百田尚樹・須本壮一「永遠の0」 ほしさぶろう「ひめゆりたちの沖縄戦」 前谷惟光「ロボット三等兵」 
松本零士「音速雷撃隊」 水木しげる「総員玉砕せよ!」 
水谷青吾・葉剣英「劇画太平洋戦争 神風特別攻撃隊」 村上もとか「フイチン再見!」 
本宮ひろ志「ゼロの白鷹」 安彦良和「虹色のトロツキー」 ほか
3作家の原画による新しい「戦争マンガ」の紹介
いま・ここでこその視点及び表現と、普遍性とを併せ持った新しい「戦争マンガ」を発表している3人の作家の作品原画を展示します。
おざわゆき:「凍りの掌」「あとかたの街」
今日マチ子:「cocoon」「いちご戦争」
こうの史代:「桜の国」「この世界の片隅に」

画像1: http://www.kyotomm.jp/event/exh/manga_and_war.php

http://www.kyotomm.jp/event/exh/manga_and_war.php
画像2: http://www.kyotomm.jp/event/exh/manga_and_war.php

http://www.kyotomm.jp/event/exh/manga_and_war.php

This article is a sponsored article by
''.