映画『インヒアレント・ヴァイス』。

『ザ・マスター』のポール・トーマス・アンダーソン監督とホアキン・フェニックスが再度タッグを組み、アメリカの覆面作家トマス・ピンチョンの探偵小説「LAヴァイス」を映画化。

画像: 映画『インヒアレント・ヴァイス』。

マリファナ中毒の私立探偵が元恋人の依頼を受けたことから様々な陰謀に翻弄される様子を舞台となった1970年代のポップカルチャー描写を織り交ぜて描く。
共演にはジョシュ・ブローリン、オーウェン・ウィルソン、リース・ウィザースプーン、ベニチオ・デル・トロら豪華な俳優陣が集結している。

さっぱりワケがワッカンナイヨー。天才過ぎてツイテイケナイヨー。古き良きハードボイルドなストーリーではあるはずなのに、真相に辿り着こうとすればするほど謎、なぞ、ナゾ、NAZOが出てきて深まるばかり…で、何が何だかますますわからなくなる…。断片がいっぱい出てきて、まとまることもなく、絡まってもつれ合って…そんな感じかしら。きっと謎解きを楽しむのではなく、その表現(?)を楽しむんだと思う。

冒頭の長回しとか感動的だし、不条理(?)シュール(?)なギャグが散りばめられててコメディ要素強いし(ボク最初笑っていいのかわからず、場内の空気読みました、ハイ)、役者たちのテンション高いのに無表情で予測不可能な数々の振る舞い(過剰だったり、突然大声出したり、いきなり暴力ふるったり…)とか、音楽もすごく良くって見応えたっぷりに美しい映像が続く。そういった意味では気楽に作ってる感じなのかも。

ホアキン・フェニックスもジョシュ・ブローリンもリース・ウィザースプーンもみんな個性的なキャラで良かった。ボク的にはキャサリン・ウォーターストンが印象に残ったなあ。

演出もスタイリッシュだし、全体的に70年代のL.A.ファッションやインテリアなどポップでカラフルなトーンの世界観が当時の“匂い”まで感じさせるようですごくカッコイイ。もしかしたらこのボンヤリとしたゆるーい空気感ってボクらもドラッグをやらされたような感じなのかしら?とも思えるほどだ。
ジョシュ・ブローリンのインチキなニホンゴは面白かったなあ。なんでか松田優作の「探偵物語」が頭を過った。70年代の狂った(?)時代に旅できる作品。原作読んで、DVDでもっかい観ようっと。

シネフィル編集部 あまぴぃ

映画『インヒアレント・ヴァイス』予告編【HD】2015年4月18日公開

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監督: ポール・トーマス・アンダーソン
出演: ホアキン・フェニックス、ジョシュ・ブローリン、オーウェン・ウィルソン、リース・ウ­ィザースプーン、ベニチオ・デル・トロ、キャサリン・ウォーターストン、エリック・ロ­バーツ、ジェナ・マローン、マーティン・ショート

オフィシャルサイト: www.inherent-vice.jp
配給: ワーナー・ブラザース映画
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