映画館を愛する想いが、ひとつの作品を創り出した『シネマの天使』

日本最古の映画館の一つである「シネフク大黒座」が、2014年に122年の歴史に幕を閉じた。

画像1: http://cinemaangel.jp

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その雄姿を映像に残したいという劇場関係者たちの熱い思いから生まれた本作品は、取り壊し間際の大黒座を使って撮影。実話も取り入れ、映画館で働く人々や観客の思い出が交錯する様子を、去りゆく名画座の最後のドラマとして美しく描き出します。

脚本、監督は『ラジオの恋』の時川英之。出演はヒロイン役に藤原令子、相手役は本郷奏多、謎の老人役のミッキー・カーチス、女性支配人役の石田えり、他には阿藤快、及川奈央、横山雄二が出演。

近年、日本全国で昔ながらの映画館が次々に閉館し、大型シネコンへと時代が移りゆく中、多くの名作映画を通じて夢を与え続けてくれた映画館は、私たちに何を残してゆくのでしょうか…。

画像: http://eiga.com/news/20150513/1/

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画像2: http://cinemaangel.jp

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本作の舞台・ロケ地となったのは、広島県福山市に実在した「シネフク大黒座」

日本最古級の映画館で、1892(明治25)年に芝居小屋として開館した後、3度の火災に見舞われながらもそのたびに再建。昔はいつも満席で上映後は必ず拍手がおこり、最盛期の1960年代は40万人を動員、深夜まで1日7回上映した時期もあったという。2014年8月閉館。

劇中に出てくる閉館セレモニーや工事は、実際の映像を利用している。館内の壁に観客が残した思い思いの手書きメッセージもすべて本物を撮影した。

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