映画『シンデレラ』
ディズニーのクラシック・アニメーションの名作としても知られる『シンデレラ』をディズニーが新たに実写映画化したラブストーリー。
継母と義姉妹から冷遇される日々を送っていた女性が未来を切り拓く姿を追い掛ける。
メガホンを取るのは、演技派俳優で『ヘンリー五世』などで監督としても高い評価を得ているケネス・ブラナー。
テレビドラマ「ダウントン・アビー」で注目を浴びたリリー・ジェームズがシンデレラに扮し、その脇を『ブルージャスミン』のケイト・ブランシェット、『英国王のスピーチ』のヘレナ・ボナム=カーターといった実力派が固めている。
いやぁ、見事な出来映えじゃないの〜。さすがディズニー‼︎
『アナ雪』以降の新しい感じでもなく、ディズニーアニメ実写版の『アリス・イン・ワンダーランド』や『マレフィセント』とも違って、ボクたちが良く知ってるあの物語そのまんまだ。それでもボクは4回も泣けたけど…。
何より格調高い演出が素晴らしい。特に衣裳と美術と撮影が高いレベルでマッチしたゴージャスな舞踏会シーンは色の洪水のように華麗で美しく、ものすごくロマンティックだ。ドレープたっぷりのフワフワのドレスのブルーは目が醒めるほど美しい。お城周辺の森林、田園風景も美しい。そして魔法が解けるとき、とても美しい馬車がカボチャに戻るシーンのスピード感ったらない。ネズミもトカゲもガチョウも一緒に。もうハラハラのドキドキ。
リリー・ジェームズの清純な可愛らしさもいいが、何といってもケイト・ブランシェットだろう。天晴な意地悪っぷりが見事にはまってて、物語を引き締めてる。
脚本や脚色、演出が上手ならば、古典でも現代に通用するということだよね。“ありのまま”を際立たせたり、様々な人種の王女だったり、正義感たっぷりの黒人大佐だったり。
さあ、ボクも勇気と優しさを持って生きていこう。ん? GWの渋谷の劇場で若い女性と若いカップルで満席の中、45歳オッサンひとり鑑賞はもう勇気あるってことだよね!?(笑)
幸せの魔法をかけてくれる作品。
シネフィル編集部 あまぴぃ
「シンデレラ」予告編
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