ドイツメディアによると、長編小説「ブリキの太鼓」で知られるドイツのノーベル賞作家、ギュンター・グラスさんが13日、独北部リューベックで感染症のため死去した。87歳だった。

 現ポーランド北部グダニスク(旧ダンチヒ)生まれ。1956年に詩人としてデビューし、59年に出版した「ブリキの太鼓」で、成長が3歳で止まった少年から見たナチス社会のゆがみを描き、世界的な名声を得た。「ブリキの太鼓」は映画化され、80年の米アカデミー賞外国語映画賞に輝いた。99年にノーベル文学賞を受賞。主な作品に「猫と鼠(ねずみ)」、「犬の年」などがある。

画像: [訃報]「ブリキの太鼓」のギュンター・グラス氏死去。ノーベル賞作家

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