画像1: シネフィル新連載:ミュージアムプランナーの映画そぞろ歩き 特撮特化 OBPと浪速のシンボル

OBP(大阪ビジネスパーク)の古書市に来ました、、、。

やっぱり散財してしまう、、、。

画像2: シネフィル新連載:ミュージアムプランナーの映画そぞろ歩き 特撮特化 OBPと浪速のシンボル

濱野保樹先生の遺稿です…。

樋口真嗣監督の才能を、いち早く見いだし、評価された方です。

画像3: シネフィル新連載:ミュージアムプランナーの映画そぞろ歩き 特撮特化 OBPと浪速のシンボル

画像4: シネフィル新連載:ミュージアムプランナーの映画そぞろ歩き 特撮特化 OBPと浪速のシンボル

OBPは、ゴジラシリーズ第17作目の、

映画『ゴジラ対ビオランテ』(1089年)にも登場しますね。

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画像5: シネフィル新連載:ミュージアムプランナーの映画そぞろ歩き 特撮特化 OBPと浪速のシンボル

第17作目『ゴジラVSビオランテ(1989年)』より、大阪ビジネスパークに迫るゴジラのシーン。

『ゴジラVSビオランテ』は平成ゴジラVSシリーズの第1作目となる作品。
この平成VSシリーズは長きに渡るゴジラの歴史において、特に人気の高いシリーズである。

どの辺りが評価を得たのかと言うと、やはり今作から就任した特技監督・川北紘一による特撮技術の力ではないだろうか?

毎年、新名所を忠実に再現したミニチュアを舞台に激闘を繰り広げるという、ご当地映画的な味わいと都市破壊のカタルシス。
更にド派手な爆発やファンタジックなライティングマジックなど、美術・照明・特効と全てにおいて、レベルの高い特撮技術を披露してくれていた。

ちなみに今作は劇伴をすぎやまこういちが担当している。
その為か、戦闘シーンの音楽が妙にドラクエのラスボス戦っぽい。

画像6: シネフィル新連載:ミュージアムプランナーの映画そぞろ歩き 特撮特化 OBPと浪速のシンボル

大阪ビジネスパーク(通称OBP)は、大阪市中央区に位置する商業区域で、寝屋川に挟まれた中洲地帯である。
付近には大阪城、大阪城公園、大阪城ホールが存在している。

ゴジラの近くに建っているビルは、建設中の全面ガラスカーテンウォールの超高層ビル・クリスタルタワー(1990年に完成)である。

画像7: シネフィル新連載:ミュージアムプランナーの映画そぞろ歩き 特撮特化 OBPと浪速のシンボル

OBPに上陸するゴジラ。

まずは大阪ビジネスパーク円形ホールを破壊。

画像8: シネフィル新連載:ミュージアムプランナーの映画そぞろ歩き 特撮特化 OBPと浪速のシンボル

ゴジラの右側(画像左側)に建つのが、松下IMPビルである。

そして画像左下に位置するのが、ホテルニューオータニ大阪、

画像右の黒いビルが、OBPキャッスルタワーである。

画像9: シネフィル新連載:ミュージアムプランナーの映画そぞろ歩き 特撮特化 OBPと浪速のシンボル

最後は、1986年に完成したTWIN21(大阪ツインタワー)を、アトリウム部も含め破壊。

低階層部は、2本のビルを繋ぐアトリウム(吹き抜け部)となっており、

商業施設や、イベント会場となっている。

仁科 秀昭:天井桟敷、東宝映画製作所の美術スタッフを経て、現在はミュージアム・プランナーとして、数多くの美術館で活躍中。

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