新垣結衣主演の映画『くちびるに歌を』に合唱部の生徒役として出演している7人の少女で結成された期間限定ユニット「Lips! from映画『くちびるに歌を』」が、作詞・作曲にも挑戦した「壁ドン ~拝啓、勇気を出せない君へ~ (アカペラver.)」で、3月24日に楽曲配信デビューすることが明らかになった。
またまた可愛らしいユニットが出現致しました!映画のキャストの中から音楽ユニットが生まれるとは、驚きですね。彼女達のクオリティが高過ぎたのでしょう。要チェックです!
Lips!は、劇中で合唱部の女子生徒役で登場する恒松祐里、葵わかな、柴田杏花、山口まゆ、朝倉ふゆな、植田日向、高橋奈々の7人から成るユニット。歌のテーマは「壁ドン」ポーズで写真を撮ることが流行っていたことから「壁ドン」に決定し、懐かしさを感じさせるメロディーに、15歳の悩みを表現した歌詞をあわせた同世代への告白応援ソングとなっている。
制作時には、部長役の恒松が全体のまとめ役になり、音楽活動経験のある葵が楽曲制作、音大付属の声楽科に通う柴田が歌唱指導、ミュージカル経験のある朝倉が振り付けを担当するなど、それぞれの個性と才能を生かして協力し、楽曲が完成した。そのクオリティーは担当ディレクターも太鼓判を押すほどで、本人たちも「夢は紅白歌合戦!」と意気込んでいる。
メガホンを取った三木孝浩監督は、「『くちびるに歌を』のプロモーションツアー中、合唱部女子キャストたちが何やら楽しそうな歌を歌ってるなぁとは思ってましたが、まさか自分たちで作詞作曲(さらには振り付けまで!)した歌だったとは!」と驚きをあらわにすると、「お遊びだけで終わらせるにはもったいないほどのクオリティーということでまさかまさかの配信デビュー(笑)。みなさまもご堪能あれ!」とデビューを祝った。
「15歳だったすべての人へ」冒頭に出てくるこのコピーが響きますね。誰でも通る多感に時期。悩み、熱くなって、泣いて、笑って、と、喜怒哀楽の練習をするように心の中を感情が飛び回り、交差する。どんな小さな理由でも、生きてゆけるし、死にもできるこの「15歳」というボーダーラインに、悲しみを零すより同じくちびるで歌おう。ということなのかもしれません。
本作は長崎県・五島列島の中学校を舞台に、新垣演じるピアノを弾けなくなり臨時教師になったピアニストが、合唱コンクールを目指す中学生たちとの出会いを通して、周囲の人々と心を通わせていくさまを描く感動作。Lips!こと、かわいすぎる合唱部や中学生キャストたちが、深い悩みを抱えながらも前へと進む姿が涙を誘う。
映画『くちびるに歌を』は全国公開中
takuto@シネフィル編集部