”Out of CINEMA” #05 .....Milena Kanonero / 衣裳デザイナーの仕事

原作と脚本は似て異なるもの、ましてや監督と役者の思惑も違って当り前です。
そこに自分のデザイン発想を如何に理解して、且つ共鳴して貰えるかが、最初のハードルです。
最終的には、演じる所を越えたレベルで確固たる個性として役者と「一体化」させたい。
それが衣裳デザイナーの理想でしょう。
誰だって嫌な服を着てはヤル気もでないでしょう。
ここが”モデル”との根本的な違いです。


画像1: シネフィル連載 四方義朗の”Out of CINEMA” #05 .....Milena Kanonero / 衣裳デザイナーの仕事

次は同じ服の着数です。例えば、撃たれて血だらけになるシーンが
あるとして、リハで1着、本番で1着、でもNGが出たら...?
で翌日は、撃たれる前のシーンの撮影だとしたら...?
撮影は、ストーリーの時間軸通りには進みません。
監督はシドニー・ポラック。主演はメリル・ストリープ、ロバート・レッドフォード

そして、繋がりです。カットが変わったら、上迄締めてたシャツの
釦が、2つ開いてたら可笑しいでしょう。B級映画のお家芸ですが?

”愛と哀しみの果て” は電気もないようなアフリカでのロケです。
よっぽど周到に準備しないと、大変なことになるのは必至です。


これは序の口です、まだまだあります。我ながらよくやってましたね。
今なら撮影があることすら、忘れてしまいそうです。これは内緒です。
@"John Barry" のテーマ曲、いつ何度聞いてもいいんですよネ〜!

参照元
http://lilbitbrit.blogspot.jp/…/08/out-of-africa-costumes.h…
http://www.kookielondon.com/…/films-that-inspire-travel-out…

画像2: シネフィル連載 四方義朗の”Out of CINEMA” #05 .....Milena Kanonero / 衣裳デザイナーの仕事

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