画像: 山田孝之は大丈夫なのか――『山田孝之の東京都北区赤羽』で見せる苦悩(松谷創一郎)

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テレビ東京で『山田孝之の東京都北区赤羽』というドキュメンタリーが放送されている。これは、俳優業に行き詰まった山田が赤羽に移住した一夏を追った怪作である。山田を心配する大根仁監督や綾野剛も登場する。

山田孝之がおかしくなった?
テレビ東京で金曜日深夜に放送されている『山田孝之の東京都北区赤羽』が、世の中をザワザワさせています。これは、俳優の山田孝之が昨年夏に東京都北区赤羽で過ごした日々を追ったドキュメンタリー。短パンにTシャツ姿で無精ヒゲを生やした山田が、赤羽のひとびとと交流するのです。
きっかけは一話目で触れられました。山下敦弘監督の時代劇映画『己斬り』における自害のシーンで、「これは本当の刀じゃないから死ねない」と山田は苦悩します。完全に役と同化してしまったのです。撮影もそこで中断し、映画は暗礁に乗り上げます。
少し経って、山田は監督の山下に相談を持ちかけます。そこで山田が出してきたのが、清野とおるのエッセイマンガ『ウヒョッ!東京都北区赤羽』でした。それは、作者の清野が赤羽で自由に生きているひとびとと交流したり、謎の建物や物体などの由来を調べたりする日々が描かれているものです。

清野とおる『ウヒョッ!東京都北区赤羽』3巻(2014年)。表紙はワニダさん。
この作品に強く惹かれた山田は、自身も赤羽の2Kのマンションに住み、自分を見つめなおすために俳優業も10年間休業すると決意します。さらに自己デザインの赤羽ロゴをTシャツに貼り付けたり、元飲み屋のマスターが描いたマンガ『サイコロマン』を自らが主人公を演じて映画化したり、自らの詞にイエローモンキーの吉井和哉に曲を付けてもらったり、クリエイターとしての才能を発揮し始めます。
その表情はとても真剣です。良く言えば一生懸命な自分探し、悪く言えばどうかしてしまった山田孝之の一部始終が収められているのが、この『山田孝之の東京都北区赤羽』というドキュメンタリーです。

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