画像: シネフィル新連載:広瀬大志のコワいもの見たさ2 ケン・ラッセル監督の『マーラー』を久しぶりに再見。cinefil.tokyo

ケン・ラッセル監督の『マーラー』を久しぶりに再見。
ケン・ラッセル映画の中では一番退屈な作品と最初観た当時はけなしていたのだが、久々に観てみると、なかなか面白かった。少し寝落ちしたけれど。

音楽に身を捧げる者はいずれ正気を失うという運命と、交響曲九番の呪い(ベートーベン然り、シューベルト然り、交響曲九番を作曲すると死ぬ)への異常な脅迫観念と、生活者と芸術家とのギャップへの葛藤が、随所にカットインする悪夢のシーンで表されている。

それら悪夢のシーンとマーラーの楽曲とが、かなりシンクロしていて、そこだけ観ていても楽しめる。

ヴィスコンティの『ベニスに死す』のワンシーンをそっくりパロッた所や、マーラーが音楽界で成り上がろうとユダヤ教からカトリックに改宗するときに、コジマ・ワーグナーと共にワルキューレの騎行をデュエットする場面など、かなり笑える狂気を多く秘めている。
だいぶイッてる映画には違いない。

ただ、やはりケン・ラッセル映画の中では一番退屈という評価は動かず。。
ケン・ラッセルは次にロックオペラ『トミー』を作るという離れ業がすごいです。

マーラー役もハンサムすぎなため狂気がわざとらしい。
やっぱりクリソツなマーラーは、ハゲズラを付けた加藤茶に
かなうものナシ。

写真はDVD表紙 
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関連情報
鬼才ケン・ラッセルの傑作『マーラー』
遂に正常なピッチで映像ソフト化!

2011年11月に亡くなられたイギリスの映画監督、ケン・ラッセル[1927-2011]は、奇想天外なアイデアと、凝りに凝った表現で知られた人物で、1960年代から1980年代にかけて制作された数々の映像作品により、現在でもカルト的な人気を得ています。

出演: ロバート・パウエル, ジョージナ・ヘイル, リー・モンタギュー, ミリアム・カーリン, ロザリー・クラッチリー
監督: ケン・ラッセル
形式: Color, Dolby, Widescreen
言語: 英語
字幕: 日本語
画面サイズ: 1.78:1
ディスク枚数: 1
販売元: ハピネット・ピクチャーズ
DVD発売日: 2003/11/27
時間: 115 分

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