横浜、山下公園の先にある山下ふ頭にて、現代アートフェスティバル「Art Squiggle Yokohama 2024(アートスクイグルヨコハマ 2024)」が2024年9⽉1⽇まで開催中です。

「Squiggle(スクイグル)」という言葉は、まがりくねった不規則な曲線を意味し、アーティストが創作活動中に経験する迷いや試行錯誤のプロセスを象徴しています。アートを形にする道のりは決して一直線ではなく、私たちの日々の試みにも通じるものがあります。迷いや立ち止まり、失敗を経験することは、誰もがたどる人生の道筋であり、自身の個性を磨くプロセスです。「Art Squiggle」は、この「スクイグル」をコンセプトとした体験を通じて、アートが私たちと共に歩む存在であることを感じてもらうことを目指しているそうです。

山下ふ頭は、明治維新以来、日本と世界をつなぐ場所として人、モノ、文化が交差してきました。本イベントの会場である山下ふ頭・4号上屋は、日本の高度経済成長を支えた時代の象徴であり、昭和の建築技術を集約したトラス構造による圧倒的なスケールの内部空間を持っています。数年後に再開発が予定されているこの歴史的建築物を、アートとともに体験できる貴重な機会でもあります。4号上屋の前には横浜港を望む見晴らしのよい屋外エリアが広がっています。

画像: Art Squiggle Yokohama 2024
横浜・山下ふ頭にて開催中

「スクイグル」というコンセプトのもとに選出された参加作家は、宇留野圭、河野未彩、川谷光平、GROUP、小林健太、中島佑太、沼田侑香、山田愛、光岡幸一、MOBIUM、藤倉麻子、マイナビアートコレクションから紹介される酒井建治、土屋未久、村田啓、楊博、横山麻衣の計16組です。

画像: 展示風景:手前:GROUP《港 / Manicured Cactuses》(2024年) photo©︎moichisaito

展示風景:手前:GROUP《港 / Manicured Cactuses》(2024年)
photo©︎moichisaito

画像: 展示風景:左:宇留野圭《17の部屋 – 耳鳴り》(2021年) 右:宇留野圭《26の部屋》(2023年) photo©︎moichisaito

展示風景:左:宇留野圭《17の部屋 – 耳鳴り》(2021年) 右:宇留野圭《26の部屋》(2023年)
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画像: 展示風景:河野未彩《HUE MOMENTS》(2024年) photo©︎moichisaito

展示風景:河野未彩《HUE MOMENTS》(2024年)
photo©︎moichisaito

画像: 展示風景:川谷光平のエリア photo©︎moichisaito

展示風景:川谷光平のエリア
photo©︎moichisaito

会場内では、参加作家のインタビュー記事や作品画像が掲載された紙を好きな順番に並べて綴じ、自分だけの冊子を製作して持ち帰れるようになっています。各作家の「スクイグル」の過程を知ることでよりアートを身近に感じ、それぞれの日常に戻った後も本展でのアート体験を思い出させてくれる一冊が生まれる仕組みです。

画像: 展示風景:小林健太のアーティスト・ノートが置かれたテーブル photo©︎moichisaito

展示風景:小林健太のアーティスト・ノートが置かれたテーブル
photo©︎moichisaito

画像: 展示風景:小林健太のエリア photo©︎moichisaito

展示風景:小林健太のエリア
photo©︎moichisaito

画像: 展示風景:中島佑太《今日の遊び場》(2024年) photo©︎moichisaito

展示風景:中島佑太《今日の遊び場》(2024年)
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画像: 展示風景:沼田侑香《Surfing the Net to the Moon》(2024年) photo©︎moichisaito

展示風景:沼田侑香《Surfing the Net to the Moon》(2024年)
photo©︎moichisaito

画像: 展示風景:山田愛《流転する世界で》(2024年) photo©︎moichisaito

展示風景:山田愛《流転する世界で》(2024年)
photo©︎moichisaito

画像: 展示風景:山田愛《流転する世界で》(2024年)部分 photo©︎moichisaito

展示風景:山田愛《流転する世界で》(2024年)部分
photo©︎moichisaito

画像: 展示風景:藤倉麻子《朝の楽しみ方》(2020年) photo©︎moichisaito

展示風景:藤倉麻子《朝の楽しみ方》(2020年)
photo©︎moichisaito

画像: 展示風景:マイナビアートコレクションのエリア photo©︎moichisaito

展示風景:マイナビアートコレクションのエリア
photo©︎moichisaito

会場の中央には「100 books」と題されたライブラリーが設置され、円形の本棚にアートや建築、テクノロジー、ジェンダー、働くことなど、日々の暮らしとアートがつながるテーマに基づいて選ばれた本が並びます。選書はATELIER、loneliness books、クレヨンハウス、新建築書店 | POST Architecture Books、代官山 蔦屋書店、本屋・生活綴方、ORDINARY BOOKS、アートスクイグル実行委員会が担当し、絵本やアートブック、人文書など多様なラインアップが揃っています。ラウンジも設けられており、展示の合間に気になった本を手に取り、リラックスできるスペースになっています。

画像: 展示風景:100 booksのエリア photo©︎moichisaito

展示風景:100 booksのエリア
photo©︎moichisaito

終了済ですが、7月27日、28 日と8月10日、11日には、音楽イベント「Sound Squiggle」も開催され、盛り上がりました。

画像: 展示風景:オープニング・レセプションでのライブ演奏の様子 photo©︎moichisaito

展示風景:オープニング・レセプションでのライブ演奏の様子
photo©︎moichisaito

画像: 会場周辺夜景 photo©︎moichisaito

会場周辺夜景
photo©︎moichisaito

横浜港を望む夜景も魅力的なエリアでのアート・イベントです。
アーティスト達の「スクイグル」な試行錯誤や創作の道のりに触れて、アートと私たちのつながりをあらためて考える夏の一日を過ごしにいきましょう。

開催概要

タイトル
Art Squiggle Yokohama 2024 (アートスクイグルヨコハマ 2024 )
やわらかな試行錯誤 — 芸術とわたしたちを感じる45日間 —
開催日
開催中- 2024年9月1日(日)(45日間開催)
開場時間
【平日・日・祝日】 11:00-20:00 (19:15 最終入場)
【金・土】 11:00-21:00 (20:15 最終入場)
開催地
横浜山下ふ頭(〒231-0023 神奈川県横浜市中区山下町279−9)

入場料 
一般前売り     2,200円/当⽇ 2,400円
⼤学⽣、⾼校⽣   1,500円
横浜市⺠割 前売り 2,000円/当⽇ 2,200円
※中学⽣以下無料(入場時に受付にて学生証提示)。
※大学生、高校生:入場時に受付にて学生証提示。
※障がい者⼿帳をお持ちの⽅と介護の⽅1名は無料。
チケットは購入せず、障害者手帳をご持参の上、当日受付へ直接お越しください。
※前売り:来場日前日23:59までの購入が対象。
※横浜市⺠割:横浜市内在住の⽅(入場時に受付にて要証明)は⼀般料⾦より200円割引。

【公式サイト】https://artsquiggle.com/

【公式SNS】Instagram https://www.instagram.com/artsquiggle_official

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