2024年公開が予定されている山根高文監督の初長編作『TSUSHIMA』。
この度、日本で開催される映画祭としては珍しく海外の審査員で構成されているJapan Indies Film Festivalにおいて、プレミア上映されることがわかった。

ジャパンインディーズフィルムフェスティバル2023(Japan Indies Film Festival)は、 英国レインダンス映画祭認定のインディーズ国際映画祭として、多くの海外からの作品も応募されており、日本で開催される映画祭として、海外の審査員で構成されているユニークな映画祭。
そんな中で、多くの応募作品から選ばれた15本ほどの短編、中編、長編作品が11月27日、28日シアターギルド代官山で開催される。

日本監督作品長編として3本が選ばれており、岸本司監督の沖縄コザを舞台にして、尚玄、加藤雅也などが出演するオムニバス映画『The 10 Rooms』や、園田新監督が、函館港イルミナシオン映画祭で、シナリオ大賞を取った作品をベースにした兵頭功海、桃果出演の『消せない記憶』とともに、果敢にもAIと人間社会の近未来をテーマにし、問題を提起した山根高文監督、 山田純大 中西悠綺出演のSF映画『TSUSHIMA』がプレミア上映、舞台挨拶が決定した。

作品は、「猛烈な勢いで発展するAI。どんな難題にも人知では計り知れない優れた回答を示してくれるが、人類がAIの示す回答に自ら考えることなく盲従するだけになってしまうと、それは「脳を失った」化け物と同じである。一方、同じく猛烈な勢いで発展を続ける再生医療技術は、女性の美への欲望を満たし若さと美しさを提供してくれる。近い将来、不老不死をももたらす可能性もある。
「脳を失った」新しい人類は、こうした最新技術を利用し、人々の欲望につけ込んで密かに人間社会をコントロールしようするかもしれない。」という疑問から山根監督が原作、脚本を手掛け生まれた作品。「そんな社会で、翻弄されたある女性の人生、それを見守る一人の男性。そしてCGと実写の融合が醸し出すSFの世界。人が「自ら考えることの意義」を問いかける作品」と、監督はコメントしている。

画像1: 絶対的存在のAIに盲従する人類は?異色の SF 作品山根高文監督初長編『TSUSHIMA』-Japan Indies Film Festivalで、日本プレミア上映、舞台挨拶が決定!
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ストーリー
1990 年代半ば、神宿る島、長崎の離島・対馬で、衆院選の活動を始めた美人候補・佐藤由里子 27 歳。全国各地では、数多くの美人候補が立ちマスコミの話題をさらう。地元新聞社の記者・田島圭介は、由里子の足跡を追って踏み入れた対馬で、恐ろしい光景を目にする。由里子の選挙区では、与党本部の男が変死体となって見つかったことからゾンビ騒ぎが巻き起こり、由里子は逆風に晒され落選してしまう。
時代は 1960 年代初めの高度経済成長期。孤児の由里子は、苦しむ多くの女性のために力を尽くす一人の男性・小林修二と出会い、娘・佳織をもうける。この頃、巷では若い女性たちの無残な遺体が次々に見つかり、「若返りの薬」と称する謎の緑色の物質を飲用していた。
選挙の翌年、田島とともに対馬の地に足を訪れた一人の大学教授によって、事件の全容が解明される。人工知能(AI)が関係していることに気づく田島。再び対馬の地を踏んだ田島は、そこで 50 歳を超えた本当の姿の由里子と再会し、そのすべてを受け入れる。時が過ぎ、80 歳を超えた由里子は、転倒し認知症が一気に進んでしまう。
家族となった田島に、医師はAIを利用した新しい治療法を勧める。選択を迫られた田島、佳織らの決断は…。

画像4: 絶対的存在のAIに盲従する人類は?異色の SF 作品山根高文監督初長編『TSUSHIMA』-Japan Indies Film Festivalで、日本プレミア上映、舞台挨拶が決定!
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出演 :
山田純大
中西悠綺

二宮芽生 浜浦彩乃 ケニー大倉 勝野 洋(特別出演)/星田英利
売野雅勇 古藤芳治 大嶋真由子(長崎文化放送) 黒瀬友美 稲垣雅之 鈴木恒守 彦坂啓介 宮澤佑

原作・監督・脚本 : 山根高文

プロデューサー : 宮下 昇 米田利己 夏原健

主題歌 : 河合奈保子 「Wings Of My Heart」 作詞作曲/河合奈保子 劇伴音楽 : 陶旭茹

制作 : ㈱MESTY ㈱ふればり ㈱コミュニティメディア

11月27日(月)、28日(火)代官山シアターギルドにて開催
『TSUSHIMA』は、27日夜上映

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