世界三大ファンタスティック映画祭のひとつである第55回シッチェス・カタロニア国際映画祭(2022)Noves Visions短編グランプリを受賞し、その後も世界の映画祭で、受賞、出品を重ねる石原理衣&小野川浩幸初監督作品『寓〜Flashback before death〜』。
最新作『メメント・モリ』と併せて2023年12月1日よりシアターギルド代官山と、新たにオープンするシアターギルド下北沢のオープニング作品として上映されることが決まった。
最新作『メメント・モリ』は、受賞作『寓〜Flashback before death〜』とパラレル設定の物語で、本上映では2作品が対となり、上映される。

画像1: 『寓〜Flashback before death〜』

『寓〜Flashback before death〜』

画像: 『メメント・モリ』

『メメント・モリ』

シアターギルド下北沢のオープニング作品として上映!

シアターギルド代官山に続き、12月4日に開館されるシアターギルド下北沢。今館は、サウナを併設していることでも話題になっているが、代官山とはまたちょっと違った趣で、館内全体が黒で統一されより映画への没入感が高まった上映空間となっている。
石原理衣&小野川浩幸初監督作品『寓〜Flashback before death〜』 と最新作『メメント・モリ』は、そのオープニングを飾る作品として上映されることになる。

画像: シアターギルド下北沢

シアターギルド下北沢

シアターギルド下北沢オープンにあたり両館で上映期間豪華ゲストが連日登壇

12月1日
シアターギルド代官山
16:00~
出演者 SUMIRE、木原勝利
19:00~
出演者 SUMIRE、木原勝利

12/4(月)
シアターギルド下北沢
19:00~
清水崇、木原勝利

12/5(火)
シアターギルド下北沢
19:00~
出演者 SUMIRE、木原勝利、マシュー・チェジック

12/6(水)
シアターギルド下北沢
19:00~
松本准平

12/7(木)
シアターギルド下北沢
19:00~
マシュー・チョジック&中村太一

12/8(金)
シアターギルド下北沢
17:00~
宇賀那健一&串田壮史

12/9(土)
シアターギルド下北沢
17:00~
まつむらしんご
シアターギルド代官山
19:00~
小椋悟

12/13(水)
シアターギルド代官山
19:00~
手塚真

12/14(木)
シアターギルド代官山
19:00~
長谷川敏行

小野川浩幸氏が、シアターギルドのためだけの音源バランスを、提供!

今までにない、没入感で評判を呼ぶシアターギルドのヘッドホンでの映画鑑賞だが、今回の上映では、音楽家である小野川浩幸氏が、今回の自作上映にあたり、シアターギルドの上映に相応しい音源バランスを吟味し、提供されることとなっている。
より、今映画の世界観と一体化した、映像体験が楽しみだ。

監督ステートメント
人は死の時、闇に彷徨うか、光に満ちるのか...。
誰もが過去を振り返る。楽しかった思い出、つらい記憶、あの日のあの人の印象...しかし、それらは時を経て、経験を重ねることで変化していく。人は何度も過去を振り返るたびに新しい過去に出会う。あの時はわからなかったことがわかるようになるのだ。この2つの映画は、人の記憶の不確かさや曖昧さをテーマに芸術に昇華して物語を描きたいという欲求からスタートした。
『寓』では死の間際の走馬灯を(どんなことを想い、何を観るのか)。また、『メメント・モリ』では、過去の記憶の集合体間のエゴイズムを(人の存在とは何か)。
走馬灯とは、人が死に直面したとき、自らが助かる方法を必死に模索するために脳から突然すべての記憶が一度に戻り、それを頼りに生き抜く術をみつけようとするもの。その記憶は一つ一つ蘇るということに限らず、複数のスクリーンに同時に映し出されることもあり、頭の中で支離滅裂に記憶が洪水のように押し寄せてくるのである。
記憶とは、曖昧なモノで100人いれば100通りの真実がある。
そして、それらの記憶の全てには、自分の都合のよい解釈が入っている。
人は、都合の悪いことは忘れ、都合のよいことを真実だと思い込むのだ。
現実は夢、夢も現実、あなたは私、私はあなた、この世はあの世、誰が生きた人間で、誰が亡霊なのか、誰がどの時点で死んだのか、もしくは最初から死んでいたのか、どこで時空がねじれたのか?
2つの物語は、大正〜昭和初期の時代を背景に、和洋折衷のレトロモダン、日本の怪談・奇談の不気味でいて懐かしい風情、仏教的な死の概念を取り入れ、観客を迷い惑わせるサスペンス仕立てのダークファンタジー。この私達夫婦が紡ぐ摩訶不思議でARTな世界を一人でも多くの方に、是非、劇場で体験してほしいのです。

石原理衣(女優)
中央大学理工学部応用科学卒業後、キリンビール株式会社入社、医薬情報担当者(MR)として6年間従事。その後、脚本・演出家の小松越雄を師事、芝居を学ぶ。
マクドナルドのCMで注目され、2010年映画『青い青い空』にてスクリーンデビュー。様々な監督作品に携わり、現在までに50本以上の映画に出演。近年は俳優業だけにとどまらず、長編初プロデュースした映画『あつい胸さわぎ』が2022年東京国際映画祭に入選を果たす。

小野川浩幸(音楽家)
大学卒業後、映画音楽を学ぶため渡仏。アンビエント・ミニマル音楽を映画音楽に取り入れるスタイルが海外で高く評価される。 『水の中の八月』『ユメノ銀河』(1997年ベルリン映画祭パノラマ部門)『五条霊戦記』 『ELECTRIC DRAGON 80000V』TV『私立探偵濱マイク〜時よとまれ、君は美しい〜』 までの石井聰亙(岳龍)監督作品の音楽を担当。 『淵に立つ』(2016年カンヌ国際映画祭「ある視点」部門審査員賞受賞)『よこがお』 (2019年ロカルノ国際映画祭コンペティション部門)深田晃司監督作品の音楽を担当。2023年『August in the water Music for Film』がロンドンのMana Recordからレコード盤として発売。

『寓〜Flashback before death〜』

画像2: 『寓〜Flashback before death〜』

あらすじ
昭和初期、翻訳家になるためのフランス留学を終え、帰国した菊生のもとに死んだはずの姉・つる葉から手紙が届く。美しい山々の間を縫って川船で旅をしてきた菊生は、 不安を抱きながらも人里離れたつる葉の家に辿り着く。するとそこには、つる葉の娘・雛乃とそっくりな人形と暮らすつる葉の姿があった…
死の間際にみた走馬灯によって語られるダークファンタジー。

【監督・脚本】石原理衣&小野川浩幸

【キャスト】木原勝利/石原理衣 他

【製作】株式会社オテウデザール

【AWARD】
第55回 シッチェス•カタロニア国際映画祭 NOVES VISIONS部門 最優秀短編作品賞
第43回 FANTA FESTIVAL Silver Bat賞(最優秀短編作品賞)
【NOMINEE】
第55回 シッチェス•カタロニア国際映画祭 NOVES VISIONS部門
第7回 FESTIVAL ECRA
第27回 富川国際ファンタスティック映画祭 第20回 SKIPシティDシネマ国際映画祭
JAPAN CUTS 2023
第43回 FANTA FESTIVAL
第6回 FANTASMAGORIA
CAMERA JAPAN 2023
第39回 IMAGINE FANTASTIC FILM FESTIVAL
第6回 MONSTERS TATANTO HORROR FILM FESTIVAL

『メメント・モリ』(最新作)

画像: 『メメント・モリ』(最新作)

あらすじ
大正時代、人里離れた名家で女中として働き始めたお菊。屋敷の主人である作家の菊生には病気の妻がおり、菊生が世話をしながらひっそりと暮らしていた。お菊は奥様の部屋に立ち入ることを固く禁じられていた。奥様の気配すらなく、菊生の不可解な行動に次第に不安を抱き始めるお菊は、真相を突き止めるために禁じられた部屋にとうとう忍び込む。書きかけの原稿をみたお菊は壮絶な過去を知ることとなり…

【監督・脚本】石原理衣&小野川浩幸

【キャスト】
SUMIRE、木原勝利 他

【製作】株式会社オテウデザール

2023年12月1日よりシアターギルド代官山、12月4日よりシアターギルド下北沢オープニング作品として上映

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