昨年の第75回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門にて、日本映画『PLAN 75』(早川千絵監督)や今年公開の『Rodeo ロデオ』(ローラ・ キヴォロン監督)、『青いカフタンの仕立て屋』(マリヤム・トゥザニ監督)を抑えて見事グランプリに輝いたフランス映画『最悪な子どもたち』の予告編が解禁となりました。

画像1: ©Eric DUMONT - Les Films Velvet

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オーディションで数千人の子どもたちと向き合った経験をもとに、キャスティングディレクターや演技コーチの経歴をもつ監督ふたり(リーズ・アコカ&ロマーヌ・ゲレ)の長編デビュー作となります。現実とフィクションを行き来する演技未経験の子どもたちの奇跡を捉えた映像が垣間見られる予告編が解禁となりました!

本作は、ある夏の日、フランス北部の荒れた地区を舞台にした映画が企画され、地元の少年少女を集めた公開オーディションが開かれることから始まる物語。選ばれたのは、異性との噂が絶えないリリ、怒りをコントロールできないライアン、心を閉ざしたマイリス、そして 出所したばかりのジェシーの4人のティーンエイジャーたち。出来上がったシナリオは、彼ら自身をモデルにした物語だった。なぜ問題児ばかりが主役なのか? 監督の狙いとは?
住民たちが訝しむなか、波乱に満ちた撮影が始まり、予想外の展開が訪れる。

画像2: ©Eric DUMONT - Les Films Velvet

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「なぜ映画というジャンルが、過酷な環境で生きる子どもたちに惹かれカメラを向けようとするのか?」と関心を持っていたキャスティングディレクターや演技コーチとして数千人以上の若者と接してきたリーズ・アコカとロマーヌ・ゲレからなる新進監督コンビによる長編デビュー作となる。
映画に登場する主人公の4人は、実際に映画の舞台となる北フランスの撮影地近くの学校や児童養護施設でのオーディションに参加し、選ばれた演技未経験の子どもたち。彼らが演技の才能を開花させるシーンは圧巻で、役と重なるキャスト本人の出演経緯も相まって、観る者の心を捉えて離さない作品に仕上がっている。

画像4: ©Eric DUMONT - Les Films Velvet

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この度解禁となる予告編では、主人公に選ばれた、異性との噂が絶えないリリ、怒りをコントロールできないライアン、心を閉ざしたマイリス、そして出所したばかりのジェシーの4人の個性豊かなティーンエイジャーたちが、地元の映画撮影に挑む姿が捉えられている。

ライアンが自転車で道を通るシーン撮影中、監督から「カット」が掛かっても止まらないライアンに現場が慌てる様子や、撮影を楽しんでいるリリが、地元の同級生たちにからかわれる様子。リリとのベットシーンがある!と言ってはしゃぐジェシーの姿も。そして、まだ幼い子供たちに本気の喧嘩をするようにけしかける映画監督。子供たちの喧嘩は演技を越えて止まらなくなってしまい、現場は大混乱してしまう。

また、映画の舞台となる地元住民たちの声も映し出される。映画の主人公たちが全員、「最悪な子どもたち」なのは何故なのか?訝しむ住民に対して、映画スタッフの一人は「何百人の中から選ばれた子たちよ」と諭す。

問題児ばかりが主役の映画に対して、住民たちが訝しむなか、波乱に満ちた映画撮影は進んでいく…。

感情を露にしていいんだよ、と伝える映画監督に対して、「僕は泣かない」と言い張る主人公のライアン。果たして、映画の中で彼はどのような表情を見せるのか…!? 本編への期待が高まる予告編が完成した。

画像: フランス映画 『最悪な子どもたち』予告編 youtu.be

フランス映画 『最悪な子どもたち』予告編

youtu.be

物語: 
ある夏の日、フランス北部の荒れた地区を舞台にした映画が企画され、地元の少年少女を集めた公開オーディションが開かれることから始まる物語。
選ばれたのは、異性との噂が絶えないリリ、怒りをコントロールできないライアン、心を閉ざしたマイリス、そして 出所したばかりのジェシーの4人のティーンエイジャーたち。出来上がったシナリオは、彼ら自身をモデルにした物語だった。
なぜ問題児ばかりが主役なのか?
監督の狙いとは?
住民たちが訝しむなか、波乱に満ちた撮影が始まり、予想外の展開が訪れる。
「映画の登場人物」を演じることで「自分自身」と向き合うことになったライアンたち。はじめての体験に格闘し、違う世界に飛びこむことで、彼らのなかの何かが少しずつ変わっていく。

第75回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門にてグランプリ(最高賞)受賞
第15回アングレーム映画祭(フランス)最優秀作品賞受賞
第20回アリス・ネッラ・チッタ ローマ国際映画祭(イタリア)最優秀女優賞(リリ役マロリー・ワネック)受賞
第26回アメリカ・フランス映画祭(アメリカ) 最優秀新人作品賞受賞
第6回平遥国際映画祭(中国)観客賞受賞

★海外レビュー: 

壮大で、寛大で、刺激的なフィクション映画
---L'HUMANITE

限りない優しさに満ちている
---LE FIGARO MAGAZINE

演技未経験の子どもたちに、劇場スクリーンも、観客の心も、揺さぶられる!
---TELERAMA

最高で素晴らしい映画!ワイルドな子供たち4人を監督自身が賢明にキャスティングした結果だ
---le Parisien

本物の素晴らしさと魅力を備えた若い俳優たちが、信じられないほどの感情の高まりを表現している。
---ELLE**

映画作りの行為と、人としての思いやりの驚くべき結晶である。
---AWARDSWATCH

激しく躍動する本物の心がある子役たち
---CINEUROPA

子役たちの感動的な演技
----The Film Verdict

刺激的で、時にダークな可笑しさがある作品
---Deadline

監督:リーズ・アコカ、ロマーヌ・ゲレ

出演:マロリー・ワネック、ティメオ・マオー、ヨハン・ヘルデンベルグ、ロイック・ペッシュ、メリーナ・ファンデルプランケ

©Eric DUMONT - Les Films Velvet

2022/フランス/カラー/DCP/2.35:1/100分 原題:Les Pires/英語題:The Worst Ones/字幕:横井和子
配給:マジックアワー

12月9日㊏より シアター・イメージフォーラムほか全国順次ロードショー

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