セルビアを代表する映画監督の一人、エミール・クストリッツァ。この度、クストリッツァ監督の 幻のデビュー作『ドリー・ベルを覚えているかい?』の日本劇場初公開が決定しました。また、衝撃的な代表作『アンダーグラウンド』 も初の 4K デジタルリマスター版で公開が決定。両作品とも 10/27(金)より YEBISU GARDEN CINEMA ほか全国順次公開いたします。

旧ユーゴスラビアのサラエヴォ出身の監督、エミール・クストリッツァ。長編映画二作品目の『パパ は、出張中!』でカンヌ国際映画祭パルム・ドールを獲得、『ジプシーのとき』が同映画祭監督賞、 ジョニー・デップを主演に迎えた『アリゾナ・ドリーム』がベルリン映画祭銀熊賞(審査員グランプ リ)を獲得するなど、新作を発表する度に国際映画祭で主要賞に輝くなどの経歴を持ち、奇想天外な 着想と唯一無二の映像感覚で傑作を連打する映画作家です。また、自身が率いるバンド、エミール・ クストリッツァ&ザ・ノー・スモーキング・オーケストラでも活躍するなど、映画ファンのみならず 音楽ファンからも、時代と国を超えて注目され続けています。そんなクストリッツァ監督の記念すべ
きデビュー作にして 1981年ヴェネチア国際映画祭新人賞受賞作『、ドリー・ベルを覚えているかい?』 は、内戦による国内の長い混乱状況により著作権が棚上げ状態に。その後、2013 年ヴェネチア国際映画祭で上映されるも、劇場上映権が確定しなかったので、これまで映画ファンには幻の作品とされていました。この度約40年の時を経て、日本劇場初公開です!
同時公開されるのは 1995 年、カンヌ国際映画祭で世界中の度肝を抜いて以来、リバイバル上映されるたびに新しいファンが増え続けている代表作にして大傑作『アンダーグラウンド』。日本での上映権利は切れてしまっていたものの、ファンの方々から再上映希望のお声を多く頂き、今年のカンヌ国際映画祭でお披露目された 4K デジタルリマスター版の初上映が決定しました。

『ドリー・ベルを覚えているかい?』はサラエヴォに住む少年ディーノを主人公に、少年から大人
へと変わる一瞬にして永遠の時間を、瑞々しい感性と猥雑なまでのエネルギーで描き切った傑作青 春ストーリー。ディーノの家族、不良仲間でありバンド仲間である友人たち、それから物語のキー パーソンである少女ドリー・ベルとディーノを取り巻く人々を散りばめた、にぎやかな魅力のメイ ンビジュアルが完成しました。

画像1: ©Filmski Centar Sarajevo

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『アンダーグラウンド』のビジュアルは数々の鮮烈なシーンの中から、真紅のドレスと大砲のコントラストが特に印象深いカットを大胆にデザインしました。合わせて、予告編も解禁。思わず踊り出したくなるような音楽にのせて描き出されるシーンの数々の中に、 両作品の類似点を発見できるのも見どころのひとつ。クストリッツァ監督らしい、狂騒的なエネルギーをたっぷりと浴びることのできるものとなっております。

画像1: ©1995 Ciby2000-TF1 STUDIO

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『ドリー・ベルを覚えているかい?』『アンダーグラウンド』予告編

画像: 『ドリー・ベルを覚えているかい?』『アンダーグラウンド』予告編 www.youtube.com

『ドリー・ベルを覚えているかい?』『アンダーグラウンド』予告編

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『ドリー・ベルを覚えているかい?』
★日本劇場初公開!

画像2: ©Filmski Centar Sarajevo

©Filmski Centar Sarajevo

原題 : Do You Remember Dolly Bell?
1981 年/ユーゴスラヴィア/カラー/109 分
©Filmski Centar Sarajevo

キャスト:スラヴコ・シュティマッツ、スロボダン・アリグル ディチ、ミラ・バニャツ、リリャナ・ブラゴイ ェヴィチ
音楽:ゾラン・シミャノヴィッチ 撮影:ヴィルコ・フィラチ 編集:セニヤ・ティチッチ
脚本:アブドゥラフ・シドラン、エミール・クストリ ッツァ

監督:エミール・クストリッツァ

画像3: ©Filmski Centar Sarajevo

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画像4: ©Filmski Centar Sarajevo

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画像5: ©Filmski Centar Sarajevo

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旧ユーゴスラビアのサラエヴォで家族と暮らす少年ディーノ。生活は苦しいのに共産主義を信奉する父親は、酔っぱらって帰ってきては子供たちを 集めて政治談議。その様子を見て日々のやりくりに疲れた母親はいつもあきれ顔。でもディーノはそんなものには一切興味がなく、夜な夜な離れの 小屋にある自室にこもって、うさぎのペロを相手に催眠術の猛特訓。さらには地域の若者を集めてバンドを組むことになり、演奏の練習も始まった。 ある日のこと。外国映画に登場するストリッパー、“ドリー・ベル”に心奪われたディーノは、町のごろつきシントルから見知らぬ女を匿ってほしいと頼まれる。なんと彼女の名は“ドリー・ベル”! 一つ屋根の下で暮らすことになったふたりは、いつしか惹かれ合うようになり......。

『アンダーグラウンド4Kデジタルリマスター版』
★4Kデジタルリマスター版、日本劇場初公開

画像2: ©1995 Ciby2000-TF1 STUDIO

©1995 Ciby2000-TF1 STUDIO

原題:UNDERGROUND
1995年/フランス、ドイツ、ハンガリー/カラー/171 分
©1995 Ciby2000-TF1 STUDIO

キャスト:ミキ・マノイロヴィッチ、ラザル・リストフスキー、ミリャナ・ヤコヴィッチ、スラヴコ・ス ティマチ

製作総指揮:ピエール・スペングラー
原案:デュシャン・コバチェヴィッチ
音楽:ゴラン・ブレゴヴィッチ 撮影:ヴィルコ・フィラチ 編集: ブランカ・チェペラッチ
脚本:デュシャン・コバチェヴィッチ、エミール・クストリッツァ、アブドゥラフ・シドラン

監督:エミール・クストリッツァ

画像3: ©1995 Ciby2000-TF1 STUDIO

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画像4: ©1995 Ciby2000-TF1 STUDIO

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画像5: ©1995 Ciby2000-TF1 STUDIO

©1995 Ciby2000-TF1 STUDIO

ナチス・ドイツ占領下のセルビアを舞台に、レジスタンス(?)として活躍する男のいい加減なアイディアで、敵の目をあざむくために広大な地下 空間(アンダーグラウンド)へ避難し、戦争後も人知れず 50 年もの間生活していた人々。政府の要職についたサギ師、武闘派の電気工事技師、美 貌の舞台女優 3 人による恋と裏切りに満ちた半世紀の物語を軸に、戦争や紛争をカオス的コメディーとして笑い飛ばし、暴力的なまでの力技で20世紀を代表する叙事詩として仕立て上げられた本作。映像と音の一大スペクタクル・ショーとしての魅力はもちろん、戦争によって人々が祖国を追われる現実が続く中、決して色あせない物語として今こそ我々の胸に響くであろう。

公式 Twitter(X):@unzaunzafilms

『ドリー・ベルを覚えているかい?』『アンダーグラウンド 4K デジタルリマスター版』 10 月 27 日(金)より YEBISU GARDEN CINEMA ほか全国順次ロードショー

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