7/8(土)から新宿K's cinemaにて劇場公開される映画『パロディスター』に各界からコメントが寄せられています。
映画ご鑑賞前にぜひご覧ください。

画像: パロディスター【予告篇】 youtu.be

パロディスター【予告篇】

youtu.be

街裏ぴんく(漫談家)

アマノさんの奥さんが言った「この人は自分にしか興味がない」が強く残った。自分も、これをたまに妻から言われる。一個のもんだけに溺れてて勝手に追われててずっと余裕なさそうなところが、一見余裕そうに見せてても伝わった。漫談に溺れて死にかけてる自分と重なり、奥さんのその言葉以降、僕はアマノさんを愛していた気がする。

平和を考えるパーティに一切興味示さないのが、人を愛せない的な情け無さが出ててよかった。俺はただ好きなことやってるだけやから、それはちゃうねん、放っといてほしいって顔。何かに取り憑かれたかのような怖い遠い目をしてた。基本的に人をナメてる。じゃないと裁判で16年も争わない。お前の権利ごときで好きなこと邪魔されてたまるかよ、でしかない16年は、ただアホで傲慢で最低だ。僕にはたぶんアマノさんほどパワーがない。アマノさん以上にアホになれない。戦闘機の模型を大通りで飛ばすシーン、めちゃくちゃアホで愛しかった。

そういえば最近ゴミみたいな元芸人がYouTubeで自分の漫談を批評してきたのに対して漫談の中でアンサーしてやったところだったんで、パロディ批判をパロディでやり返すアマノさんの爽快さを見て自分のそれもきっと間違ってないと思えた。パロディに関して少しでも学べて良かったし、喋りのパロディは上手いこと誤魔化せるから気楽だけどアマノさんはちゃんと形にする分、より難しいだろうに圧倒的天然のアホさがあるから戦ってこれたんだと思う。

ああいう生き方は金がなかったりする方がカッコよさそうなもんやのに、わりと贅沢な暮らしをしてそうなアマノさんがあんなに色っぽいのは、何でだろうか。

「生まれ変わっても自分になりたい」アマノさんはきっとそう言うだろうから、自分も死ぬ間際にそう思える漫談家でありたいと思った。

今の生活に飽きだして自分の人生をちょっと乱したいと思ってる人はどうか見てほしい映画です。

ps. 長棟さんとインタビューマンが終始キレてるのがだんだん面白くて、どういう感情かは分からないけど見てるこっちもキレそうだった

画像: 街裏ぴんく(漫談家)

寺内康太郎(フェイクドキュメンタリーQ)

マッド・アマノ氏のドキュメンタリーである事は確かなんだけど、愛嬌ある監督のフェイクドキュメンタリーでもあって、それでいて最終的に現実と真実を描き切っていて…。
不思議な作品だけど、現在の理想的なフェイクドキュメンタリーのカタチ。

上北健(ミュージシャン)

私たちに「想像」をさせるものは、やはり欠かせない。

パロディも音楽も、そしてこの映画自体も、
見る者聴く者に気づきを与えるような、
途方もなく、美しい物語があるから素晴らしいのだと感じます。

僕たちが誰かに何かを伝えるため、
その背後にどれだけ、どのような流れがあって然るべきなのか。

作品に込められた世界は、
いつだってあなたに手を差し伸べています。

私たちに「想像」をさせるものは、やはり欠かせない。

パロディも音楽も、そしてこの映画自体も、
見る者聴く者に気づきを与えるような、
途方もなく、美しい物語があるから素晴らしいのだと感じます。

僕たちが誰かに何かを伝えるため、
その背後にどれだけ、どのような流れがあって然るべきなのか。

作品に込められた世界は、
いつだってあなたに手を差し伸べています。

画像: 上北健(ミュージシャン)

パロディスター|監督:長棟航平|出演:マッド・アマノ|プロデューサー:飯塚冬酒
2022年|日本|73分30秒|ステレオ|16:9
製作:cinefil & GACHINKO Film撮影協力:中田敦樹 / 敦賀零
整音:東遼太郎
音楽:高田風
http://g-film.net/mad/
新宿K's cinema 2023.7.8(土)~7.21(金)

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