20世紀を代表する建築家ル・コルビュジエが設計し、2016年に世界文化遺産に登録された上野の「国立西洋美術館」。東アジア最大級の西洋美術コレクションを誇り、日本を代表する美術館として知られる国立西洋美術館の舞台裏を描いたドキュメンタリー映画『わたしたちの国立西洋美術館 奇跡のコレクションの舞台裏』。この度7月15日(土)よりシアター・イメージフォーラムほか全国順次公開が決定、あわせて本ビジュアルと前売り券特典が完成しました。
多彩で、情熱的で、刺激的。誰も知らない「美術館の舞台裏」へ、ようこそ。
1959年、フランス政府から日本へ寄贈返還された「松方コレクション」を基礎に、モネの「睡蓮」をはじめルノワール、ピカソ、ゴッホなどの名画からロダンの「考える人」「カレーの市民」などの彫刻、版画、素描などおよそ6,000点の作品を所蔵、東アジア最大級の西洋美術コレクションを誇る国立西洋美術館。2020年、ル・コルビュジエが構想した創建時の姿に近づける整備のために休館した美術館の、普段は見ることのできない内部にカメラが入り、1年半の長期間にわたり密着。所蔵品の保存修復作業、コレクションの調査研究や海外・国内美術館への巡回展、特別展の企画開催など、「美」を守り伝えることに奔走し、尽力する人々の情熱と多岐にわたる活動を追う。絢爛たる傑作の数々が目を楽しませる一方で、関係者へのインタビューからは、日本の文化行政が抱える難問と美術館の目前に迫る“危機的状況”が浮かび上がり…。監督は、2015年に開催され大きな話題を呼んだ永青文庫「春画展」の内幕を描いた『春画と日本人』の大墻敦。刺激に満ち、アートの見方を変える、必見のドキュメンタリー映画が誕生した。
かの有名なロダンの彫刻「考える人」が“ぐるぐる巻き”のレアな姿で登場!?
その理由は…?
2020年、ル・コルビュジエが構想した創建当時の姿に近づける整備のために休館した国立西洋美術館の、普段は見ることのできない内部にカメラが入り、1年半の長期にわたり密着。リニューアル工事のために行った所蔵作品の“お引越し”の全貌を記録したほか、絵画や彫刻の保存修復作業、コレクションの調査研究や国内・海外の美術館への巡回展、特別展の企画開催など、知られざる“美術館の舞台裏”に迫った本作。
前庭に設置されていた「考える人」が台座から外され、梱包材でぐるぐる巻きにされて運ばれる様子、ロダンの彫刻「カレーの市民」がクレーンで空高く宙吊りになる光景、そうそうたる名画が勢揃いした通常非公開の収蔵庫の内部など、映画でしか見られない貴重なシーンが次々と登場する。
さらに、登録数49万人超の美術系YouTube番組「山田五郎 オトナの教養講座」で知られる評論家・山田五郎がいち早く本作を鑑賞。「足りない予算と人手を補う、努力と工夫と責任感。国立西洋美術館は、ル・コルビュジエが設計した建物だけでなく、所蔵する作品も、そして何よりそこで働く人たちの頑張りも世界遺産級といえるだろう。」と、美術館の舞台裏で活躍する人々に向けて賞賛のコメントを贈った。
この度解禁となった本ビジュアルには、お引っ越し作業のためにぐるぐる巻きにされた「考える人」をはじめ、モネ、ルノワール、ティツィアーノなど国立西洋美術館が所蔵する名画の数々と、学芸員や修復家など美を守り伝えるプロフェッショナルたちの姿が並ぶ。また、全国の上映劇場で販売される前売り券を購入すると、先着限定特典として映画オリジナルクリアファイルがプレゼントされる(一部劇場を除く)。第二次世界大戦中に所在不明となり、約60年ぶりに発見されて話題を呼んだモネの大作「睡蓮 柳の反映」とぐるぐる巻きの「考える人」がデザインされた限定生産のクリアファイルは、美術ファンならずとも注目のアイテムだ。前売り券は6月中旬より発売予定。販売の詳細は映画公式サイト内劇場情報ページにて掲載される。
前売り券¥1,500(税込)当日一般¥1,800の処
上映劇場の窓口(※一部除く)、映画前売り券通販サイトメイジャー(https://www.major-j.com/)などで発売予定
(クリアファイルのデザインは予定につき、変更の可能性もあり)
製作・監督・撮影・録音・編集;大墻敦
録音・照明:折笠慶輔 録音:梶浦竜司 カラーグレーディング:堀井威久麿 音楽:西田幸士郎 演奏:閑喜弦介(クラシックギター)多久潤一朗(アルトフルート) 音楽録音•リレコーディング:深田晃 技術協力:KIN 大石洋平 宮澤廣行
協力:国立西洋美術館
配給宣伝:マジックアワー 2023年/日本 /105分
©大墻敦