映画監督として、脚本家として、小説家として、人間のみっともない部分を愛情込めて描き続ける足立紳が、20年がかりで念願の企画を実現させた映画『雑魚どもよ、大志を抱け!』が、2023年3月24日より新宿武蔵野館他にて全国順次公開いたします。

画像: (C)2022「雑魚どもよ、大志を抱け!」製作委員会

(C)2022「雑魚どもよ、大志を抱け!」製作委員会

関西ジャニーズJr.内のグループ「Boys be」で活躍する池川侑希弥を映画初主演に迎えた本作。主人公は7人の小学生男子たち。
地方の町を舞台に、グループのナンバー2的なポジションだが、実は小心で臆病者な高崎瞬。ケンカが強くて人情に厚いリーダー格の村瀬隆造。気弱な性格の愛称・トカゲこと、戸梶元太。母親と姉の3人暮らしで東大進学を目指す星正太郎。大の映画好きで、スピルバーグに憧れて映画監督を夢見る西野聡。隆造を一方的にライバル視しているイジメっ子の玉島明。転校生で、日和見主義な小林幸介など、それぞれが昭和末期の今を過ごす個性豊かな7人。

そして、現在、Z世代を中心にトレンドになっている昭和レトロ。純喫茶の缶詰さくらんぼが添えられた色とりどりのクリームソーダ、あいみょん効果で大バズリしたココアシガレット、そして駄菓子屋、さらに使い捨てカメラ、レコード、海外にまで人気のシティポップなど、すべてがエモいと人気。西武遊園地では、2021年春に「昭和の熱気を遊びつくそう」をコンセプトに昭和の懐かしい街並み、アトラクションにリニューアルして話題を集めました。

本作『雑魚どもよ、大志を抱け!』にも懐かしいのに新しい昭和レトロが満載

正太郎の家には、1987年に発売された家庭用ゲーム機、PCエンジンがあり、皆が羨ましがる一幕も。任天堂のファミコンの発売から数年が経過した頃に発売されて日本国内で590万台を売り上げたが、ファミコンの1935万台には遠く及ばなかったゲーム機が登場。皆が通う駄菓子屋はお約束のお婆さんが切り盛りして、瞬が劇中で観に行く映画は、サモ・ハン・キンポー監督、ジャッキー・チェン主演の『サイクロンZ』(88)。ジャッキー・チェン、サモ・ハン・キンポー、ユン・ピョウの「ゴールデン・トリオ」が揃う最後の作品として有名な映画。映画館には、今年第8弾となる最新作が公開予定の『あぶない刑事』(87)、『またまたあぶない刑事』(88)や、古村比呂と人気ロックグループ“BARBEE BOYS”のボーカル・近藤敦が出演した『ふたりぼっち』(88)のポスターが貼られているのも懐かしい。当時を知る人であれば、「タカ!」「ユージ!」とシャウトしたり、「目を閉じておいでよ♪」と口ずさむこと請け合い。また、瞬と隆造が初めて西野の家を訪ねたシーンでは、当時、お金持ちしか持っていなかった8ミリビデオや1,000本のVHSビデオが本棚に並んでいる光景が描かれて、西野は、瞬と隆造から羨望の眼差しを向けられている。しかし、ある調査で現代の10代の約7割がVHSを認知していない結果が発表されており、レコード、カセットが昭和レトロとして取り上げられる中、VHSは、日の目を見ていないのが現状。さらに瞬が熱を出せば、水銀式体温計で計測、昭和の定番である不良、ヤンキー中学生“政ちゃん”も登場。令和世代には『今日から俺は!!劇場版』(22)や『東京リベンジャーズ』(21)でも昭和世代には、仲村トオル、清水弘次朗出演の『ビー・バップ・ハイスクール』(85)が外せない。

画像: 映画館に飾られた『サイクロンZ』『またまたあぶない刑事』のポスター (C)2022「雑魚どもよ、大志を抱け!」製作委員会

映画館に飾られた『サイクロンZ』『またまたあぶない刑事』のポスター
(C)2022「雑魚どもよ、大志を抱け!」製作委員会

画像: 懐かしの駄菓子屋店内 (C)2022「雑魚どもよ、大志を抱け!」製作委員会

懐かしの駄菓子屋店内
(C)2022「雑魚どもよ、大志を抱け!」製作委員会

画像: 1,000本のVHSに囲まれた西野の部屋 (C)2022「雑魚どもよ、大志を抱け!」製作委員会

1,000本のVHSに囲まれた西野の部屋
(C)2022「雑魚どもよ、大志を抱け!」製作委員会

画像: ヤンキー中学生“政ちゃん”と不良仲間 (C)2022「雑魚どもよ、大志を抱け!」製作委員会

ヤンキー中学生“政ちゃん”と不良仲間
(C)2022「雑魚どもよ、大志を抱け!」製作委員会

画像: ロケ地となった昭和が残る飛騨市の風景 (C)2022「雑魚どもよ、大志を抱け!」製作委員会

ロケ地となった昭和が残る飛騨市の風景
(C)2022「雑魚どもよ、大志を抱け!」製作委員会

昭和末期を舞台にした本作では全編に渡って、昭和が貫かれている。そこに一役買ったのはロケ地となった飛騨市。古い建物、街並みが残っていることに加え、足立紳監督が少年時代を過ごした町にも似ていたことから決定。飛騨市全面協力のもとに撮影されたことで、昭和を蘇えらせることに成功。時代によって消えたもの、そして変わらないものを描き出し、昭和のみならず平成、令和、どの世代にも懐かしくて新しい昭和レトロ溢れる魅力が満載となり、誰もが胸を熱くする世界『雑魚どもよ、大志を抱け!』を作り上げました。

画像: 都竹淳也飛騨市長とキャスト、スタッフの記念写真

都竹淳也飛騨市長とキャスト、スタッフの記念写真

映画『雑魚どもよ、大志を抱け!』予告篇

画像: 2023年3月24日(金)公開 映画『雑魚どもよ、大志を抱け!』予告篇 www.youtube.com

2023年3月24日(金)公開 映画『雑魚どもよ、大志を抱け!』予告篇

www.youtube.com

【物語】
地方の町に暮らす平凡な小学生・瞬(池川侑希弥)。心配のタネは乳がんを患っている母の病状……ではなく、中学受験のためにムリヤリ学習塾に入れられそうなこと。望んでいるのは、仲間たちととにかく楽しく遊んでいたいだけなのに。瞬の親友たちは、犯罪歴のある父(永瀬正敏)を持つ隆造(田代輝)や、いじめを受けながらも映画監督になる夢を持つ西野(岩田奏)など、様々なバックボーンを抱えて苦悩しつつも懸命に明日を夢見る少年たち。それぞれの家庭環境や大人の都合、学校でのいじめや不良中学生からの呼び出しなど、抱えきれない問題が山積みだ。ある日、瞬は、いじめを見て見ぬ振りしてしまう。卑怯で弱虫な正体がバレて友人たちとの関係はぎくしゃくし、母親の乳がんも再発、まるで罰が当たったかのような苦しい日々が始まる。大切な仲間と己の誇りを獲得するために、瞬は初めて死に物狂いになるのだった。

出演:池川侑希弥(Boys be/関西ジャニーズJr.) 
田代輝 白石葵一 松藤史恩 岩田奏 蒼井旬 坂元愛登
臼田あさ美 浜野謙太 新津ちせ 河井青葉 /永瀬正敏

原作:足立紳『弱虫日記』(講談社文庫)
監督:足立紳(『喜劇愛妻物語』『14の夜』)
脚本:松本稔/足立紳(『百円の恋』『アンダードッグ』)
音楽:海田庄吾(『百円の恋』『喜劇愛妻物語』)
主題歌:インナージャーニー「少年」(鶴見river records)

製作幹事:東映ビデオ
制作プロダクション:the ROOM
制作協力:岐阜県飛騨市
配給:東映ビデオ
(C)2022「雑魚どもよ、大志を抱け!」製作委員会

『雑魚どもよ、大志を抱け!』 3月24日(金)より、新宿武蔵野館ほか全国順次公開!

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