2度のパルムドール大賞受賞をはじめ、世界中で100賞以上もの映画賞を受賞しているベルギーの名匠、ジャン=ピエール&リュック・ダルデンヌ監督の最新作『トリとロキタ』が3月31日(金)にヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館、渋谷シネクイントほか全国順次ロードショーします。

画像1: ©LES FILMS DU FLEUVE - ARCHIPEL 35 - SAVAGE FILM - FRANCE 2 CINÉMA - VOO et Be tv – PROXIMUS - RTBF(Télévision belge)

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少年トリと少女ロキタはアフリカからベルギーへ流れ着いたふたりの偽姉弟。ドラッグの運び屋をしているが、ビザを得るため、さらに危険な仕事に手を染める。新天地を目指す途中で出会ったふたりを追い詰めるのは麻薬か、闇組織か、それとも……。

ロシアによるウクライナ侵攻をはじめ、分断が進む世界で、祖国を追われた者はどこで安息を得られるのか。いま、世界が直面している、人間の尊厳の在り方を突き付け、ダルデンヌ作品で初めて、怒りまでをもにじませる。
1999年『ロゼッタ』、2003年『ある子供』、2011年『少年と自転車』……各年代に傑作を生みだしてきたダルデンヌ兄弟が20年代に生み出した新たな傑作『トリとロキタ』。原点回帰ともいえる、BGMなし、演技未経験の主演俳優、無駄のない作劇と演出と完璧なカメラワークにより、シンプルなストーリーにとてつもない強度を与え、第75回カンヌ国際映画祭で75周年記念大賞を見事受賞した。

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この度、麻薬の運び屋で生計を立てている幼いトリとロキタのふたりのゆるぎない友情とそれを断ち切ろうとする冷たい世界が観ている者の良心を震わす緊迫の本予告を解禁されました。

解禁された本予告では、ロキタがトリの学校の終わりを待ち「会いたくなった」とじゃれ合う様子やふたりで仲睦まじく歌うシーンから始まる。しかし、そんな明るい様子から事態は一転、トリは「どうして(ロキタの)ビザがおりないの?」と面接官に尋ねるが「力になれない」と突き放されてしまう。

ふたりはアフリカからやってきて、ベルギーを目指す道中で出会った偽の姉弟。祖国にいる家族への仕送りのため、ビザを取得し正規雇用に就くことを望むロキタ。現在はトリと共に麻薬の運び屋をすることで生計を立てており、警察に目をつけられるなど常に危険と隣り合わせの暮らしをしている。「ビザさえあれば働けるのに、どうしておりないの」とロキタが嘆くと「僕らが邪魔だから」とトリがいうシーンには思わず胸を締め付けられる…。

ある日、密航を斡旋した仲介業者に稼いだ金をロキタは奪われる。一刻も早くビザを手に入れようと、ロキタは運び屋よりもさらに危険な仕事に手を出してしまう。目隠しされて連れてこられたのは暗くて怪しい倉庫のような場所。果たしてロキタは何をすることになるのか。
そして精神的に不安定なロキタを支えるため傍にずっといたトリは、命の危険を顧みずにロキタの元へと向かう。「ぼくが守る」とロキタの手を握るトリ…。再会したふたりに生き抜く道はあるのだろうか――。

たった100秒の間でさえも、ふたりのゆるぎない友情とそれを断ち切ろうとする冷たい世界が観ている者の心を震わせる。シンプルでいてこれまでにないダルデンヌ兄弟の強靭な傑作の断片を見る予告となっている。

『トリとロキタ』予告

画像: 【本予告】『トリとロキタ』ジャン=ピエール&リュック・ダルデンヌ最新作 youtu.be

【本予告】『トリとロキタ』ジャン=ピエール&リュック・ダルデンヌ最新作

youtu.be

6年ぶりにダルデンヌ兄弟来日決定!!

2/28(火)プレミアイベント開催決定!!
好評企画「#おしえてダルデンヌ」も復活!!

前作『その手に触れるまで』(19)では、2020年に来日予定だったものの、新型コロナウイルス感染拡大により来日は中止となり、ベルギーから愛のあるメッセージを私たちに届けてくれたダルデンヌ兄弟が6年ぶりに来日する。

画像: ジャン=ピエール&リュック・ダルデンヌ

ジャン=ピエール&リュック・ダルデンヌ

2/28(火)には都内で行うジャパンプレミアに監督の登壇も決定! 監督にQ&Aで質問できるとても貴重なイベントとなる。また、2017年に行った「#おしえてダルデンヌ」の企画も再び開催! 「好きなお菓子は何ですか」や「アニメーション作品は観ますか?」といった簡単な内容から「どうしたらあんなにリアルな演技を引き出せられるのですか?」といった映画に関する質問まで、たくさんの質問をいただいた好評企画。

映画 『トリとロキタ』 ティーチイン付きジャパンプレミア

■日時:2月28日(火)18:45上映開始
 ※上映後ティーチイン/21:00終了予定

■会場:ヒューマントラストシネマ渋谷(〒150-0002東京都渋谷区渋谷1-23-16ココチビル7・8F)

■登壇者:ジャン=ピエール&リュック・ダルデンヌ監督 

【チケット情報】
■料金:1900円(税込)均一  全席指定席

オンライン予約サイトはこちら
https://ttcg.jp/human_shibuya/event/
<窓口販売>
※オンライン販売で完売となった場合は窓口での販売はございません。

監督・脚本:ジャン=ピエール&リュック・ダルデンヌ 

出演:パブロ・シルズ、ジョエリー・ムブンドゥ、アウバン・ウカイ、ティヒメン・フーファールツ、シャルロット・デ・ブライネ、ナデージュ・エドラオゴ、マルク・ジンガ

2022年/ベルギー=フランス/カラー/89分/Tori et Lokita

配給:ビターズ・エンド 
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3/31(金)、ヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館、渋谷シネクイントほか全国順次ロードショー!

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