2023 年 1 月 20 日に開催される『大映 4K 映画祭』の予告編が完成いたしました。今回解禁された映像は、本映画祭の目玉となる 4K 版初披露作品や過去に 4K 化された数々の秀作から、当時の雲の上のスターたちが放つ永遠の煌めきを存分に堪能できる 90 秒。それに伴い、4K 版初披露作品の貴重な 4K 場面写真が解禁されました。
この 90 秒予告では、
変幻自在な禁断の女・若尾文子の「私のからだ、見たいだけ見ていいのよ」(『赤い天使』より)、
しなやかで媚びない女・山本富士子の「遠い所へ行っておしまいますなんて嫌どす...」(『夜の河』より)、
気高い孤高の女・京マチ子の「うちがこれからどんなことしようと、なぁんにも言われることあらへん」(『赤線地帯』より)、
美しさを極めた男・市川雷蔵の「わしには業がつきまとっている。わしは人の命を奪って生きる!」(『大菩薩峠』より)、
豪快で繊細な男・勝新太郎の「やるからには、後へは引けませんよ」(『座頭市物語』より)など、
もう一度聞きたい!と思わせる珠玉の名台詞と艶めく声を贅沢に凝縮し、すべての作品を網羅したくなること間違いなしです。
大映4K映画祭 予告編
本映画祭の目玉は 4K 初披露となる 8 本(増村保造監督・若尾文子主演の『赤い天使』、吉村公三郎監督・山本富士子主演『夜の河』、三隅研次監督・市川雷蔵主演『斬る』『剣⻤』『剣』『大菩薩峠』シリーズ)を加えた 28 本。
鑑賞経験のある方には過去の感動の思い出が鮮やかに蘇り、初鑑賞の方には不朽の名作として脳裏に焼き付けられること間違いなしのラインナップ。
また本映画祭連動企画として、粒揃いの秀作・怪作・超レア作を上映する『Road to the Masterpieces』(1/6〜角川シネマ有楽町にて)も開催。『大映 4K 映画祭』を見る前の準備として、お楽しみ頂けること請け合いです。
※『大映 4K 映画祭』『Road to Masterpieces』ラインナップは HP よりご確認いただけます
「大映」とは?
1942 年に創立した映画会社。戦時下に政府の企業統合政策により新興キネマ、大都映画、日活製作部門を統合してつくられた。初代社⻑は作家の菊池寛。1947 年に永田雅一が社⻑に就任した。溝 口健二、伊藤大輔、市川崑、三隅研次、池広一夫、増村保造など日本映画を代表する錚々たる巨匠・名匠の作品も数多く制作。また、京マチ子、市川雷蔵、山本富士子、若尾文子、勝新太郎など大映に所属する数 多の名だたる映画スターを輩出したほか、田中絹代、香川京子、岸恵子、仲代達矢など他社専属やフリーの俳優を起用し多くの名作を世に出した。日本で唯一のビスタビジョンや 70 ミリなどの大型映画を手掛け るなど、その高度な技術力にも定評があった。1971 年に倒産。
©KADOKAWA