別に特別なんかじゃない―
義足のため日本でプロの夢を絶たれた男がフィリピンでプロボクサーを目指す感動の実話
夢を追って沖縄からフィリピンへと渡った“義足のボクサー”を描いた
『義足のボクサーGENSAN PUNCH』
『キナタイ-マニラ・アンダーグラウンド-』(09)で第62回カンヌ国際映画祭監督賞を受賞、『ローサは密告された』(16) など、不条理な社会でもがきながら懸命に生きる人々を撮り続けてきたフィリピンの名匠ブリランテ・メンドーサ。社会派監督の最新作『義足のボクサーGENSAN PUNCH
』は、プロボクシングライセンスが取得できない日本からフィリピンへと渡り、プロボクサーを目指した“義足のボクサー”を描く感動作だ。
主演&製作の尚玄、土山直純氏(義足のボクサー)、島袋優(BEGIN)氏が熱い想いを語った沖縄舞台挨拶映像が到着!
プロボクサーとしてリングに立つ夢を追って沖縄からフィリピンへと渡った“義足のボクサー”がいた。国際派俳優として活躍する尚玄が、友人である土山直純氏の実体験を基に、8年もの歳月をかけて完成させた『義足のボクサーGENSAN PUNCH』が、5月27日(金)、沖縄で先行公開を迎えた。
今回、待望の東京上陸を迎え沖縄での初日舞台挨拶映像が到着した。
映像は、尚玄の母校、那覇高校で行われた学生試写会で学生たちとセルフィを撮り、「頑張って下さい」と気さくにサインに応じる姿が映し出される。続いて、日本初上映を迎えたシネマQへ。初日舞台挨拶には、製作もつとめた主演の尚玄、土山直純氏、BEGINの島袋優、タレントの崎山一葉が登壇した。
「10年来の友人である土山直純君から半生を映画化する承諾を得て、紆余曲折あり8年もかかってしまったのですが、このように沖縄から皆さんにお披露目することができて感激しています」と挨拶。製作もつとめて映画化に挑んだ尚玄は、「俳優が企画を立ち上げて映画を作ることが日本ではまだ一般的ではない。だから映画を作ること自体が僕にとって挑戦で、ここでは言えないトラブルなどもあったが、本当に感無量です。僕の想いが詰まっている。何かを感じて欲しい」と、満員の観客に向かって熱く語った。
ツアーの合間をぬって駆けつけたBEGINの島袋優は、「この映画を観た後、良い言葉に出会った。砂浜の道は歩きづらい。アスファルトの道は歩きやすい。でも、砂浜の道は足跡が残る。(主人公の)足跡がしっかり残っている映画だ」とコメントを寄せた。
そして、15歳からボクシングを始めたという土山直純氏は、「プロになって10年、チャンピオンにもなれなかったけれど、(尚玄の尽力で映画化されたことで)応援してくれた人に違った形で恩返しができたかなと嬉しく思います」と言葉を寄せた。沖縄に熱い感動を巻き起こした『義足のボクサーGENSAN PUNCH』が遂に東京に上陸する。
映画『義足のボクサー GENSAN PUNCH』
沖縄先行公開スタート!舞台挨拶映像
監督:ブリランテ・メンドーサ
プロデューサー:山下貴裕、クリスマ・マクラン・ファジャード、尚玄
出演:尚玄、ロニー・ラザロ、ビューティー・ゴンザレス、南果歩
2021/ビスタ/5.1ch/110分/原題:GENSAN PUNCH
©2022「義足のボクサー GENSAN PUNCH」製作委員会