現地時間28日(土)夜(日本時間:29日未明)に第75回カンヌ国際映画祭「コンペティション部門」の授賞式が行われ、2017年前作の『ザ・スクエア 思いやりの聖域』でカンヌパルムドールを受賞したスウェーデンの鬼才監督リューベン・オストルンド監督の最新作『Triangle of Sadness』で、最高賞となるパルムドールの2回目の受賞が決定しました。
前作では、現代美術の世界の裏側を風刺した、オストルンド監督ですが、今回も上流階級へのブラックユーモアあふれる作品で、カンヌで連続のパルムドールとなる快挙を成し遂げました。
また、グランプリには『CLOSE』(ルーカス・ドン監督)と『STARS AT NOON』(クレール・ドゥニ監督)が決定しました。また、75回記念特別賞には、リュック・ダルデンヌ&ジャン=ピエール・ダルデンヌ監督の『TORI AND LOKITA』、その他受賞結果は以下のとおりです。
コンペティション部門
パルムドール
『Triangle of Sadness』(リューベン・オストルンド監督)
作品クリップより
グランプリ(同点)
『Stars at Noon』 クレール・ドゥニ監督
『Close』 ルーカス・ドン監督
審査員賞
『LE OTTO MONTAGNE (THE EIGHT MOUNTAINS)』フェリックス・ヴァン・ヒュルーニンゲン&シャルロッテ・ファンデルメールシュ
「EO」(原題)イエジー・スコリモフスキ ※同時受賞
監督賞
パク・チャヌク『DECISION TO LEAVE』
女優賞 ザーラ・アミル・エブラヒミ『HOLY SPIDER』
男優賞 ソン・ガンホ『ベイビー・ブローカー』
脚本賞 タリク・サレ『WALAD MIN AL JANNA (BOY FROM HEAVEN)』
75回記念特別賞
『TORI AND LOKITA』リュック・ダルデンヌ&ジャン=ピエール・ダルデンヌ監督