『鉄男」『野火』などの塚本晋也監督作品『六月の蛇』が公開20周年を迎え、全国各地で上映されることとなります。

『六月の蛇』は、2003年に公開された塚本晋也監督7作目となる長編作品。
全編ブルートーンのモノクロームで描かれ、02年ヴェネチア国際映画祭審査員特別大賞、03年ポルト国際映画祭最優秀主演女優賞(黒沢あすか)など多数受賞。

画像: 公開時チラシ ヴィジュアル オモテ面

公開時チラシ ヴィジュアル オモテ面

画像: 公開時チラシ ヴィジュアル ウラ面

公開時チラシ ヴィジュアル ウラ面

心の健康センター電話相談室で働くりん子(黒沢あすか)は、夫(神足裕司)と高級マンションで恵まれた生活を送っていた。そんな彼女の元にある日、一通の封筒が届く。そこにはりん子が自慰にふけるあられもない姿が映し出されていた。その日からりん子の恐怖の日々が始まる。男に脅迫され、短いスカートをはいて街を歩かされ・・・りん子はやがて、満たされていると信じて疑わなかった生活の中で圧倒的な孤独に気づいていく。

六月の降り続ける雨の中、自らの中にある叫びを解放していく女の姿を描く。

画像1: 六月の降り続ける雨の中、自らの中にある叫びを解放していく女の姿を描く。
画像2: 六月の降り続ける雨の中、自らの中にある叫びを解放していく女の姿を描く。
画像3: 六月の降り続ける雨の中、自らの中にある叫びを解放していく女の姿を描く。

日本での公開時は、塚本自身による小説版も発刊。
20周年を記念する今年、イタリアの名門出版社マルシリオからイタリア語版が発刊され、今月5月にはヴェネチアで開催された第12回カフォスカリ国際短編映画祭で、出版を記念したシンポジウムが開かれ、映画も上映された。

2022年イタリアの名門出版社マルシリオから出版された小説本の表紙

画像: 第12回カフォスカリ国際短編映画祭で出版を記念して開催されたシンポジウムの様子

第12回カフォスカリ国際短編映画祭で出版を記念して開催されたシンポジウムの様子

塚本晋也監督コメント
『六月の蛇』は、ヴェネチア映画祭で初めて上映された時、非難の嵐になる可能性もあるとドキドキしましたが、大きな賞をいただき、主演の黒沢あすかさんが現地でもすごい人気者になったのが嬉しい思い出です。このたび20周年を迎え、大きなスクリーンに甦ります。劇場空間で、降り続ける雨に包まれ、黒沢さんの魂の叫びを存分に浴びていただきたいと思います。

6月の上映

タイトルにある6月の季節を皮切りに、日本の各地で記念上映を行う。
(6月11日 池袋新文芸坐での上映では塚本監督舞台挨拶あり)

フォーラム仙台 6/3(金)-6/9(木)1週間
別府ブルーバード 6/3(金)-6/9(木)1週間
池袋新文芸坐 6/11(土)19時30分レイトショーにて1回上映。(上映後塚本監督舞台挨拶あり)
鹿児島ガーデンズシネマ6/11(土)、6/12(日)
札幌シアターキノ 6/24(金)
大阪シアターセブン6/25(土)-7/1(金)1週間
名古屋シネマスコーレ、6/25(土)-7/1(金)1週間

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