『アリスのままで』のジュリアン・ムーアと『リリーのすべて』のアリシア・ヴィキャンデルが伝説のフェミニストを演じ、『フリーダ』のジュリー・テイモアが監督を務めた『グロリアス 世界を動かした女たち』の予告編が解禁いたしました。本作は5月13日(金)より、kino cinéma横浜みなとみらい、kino cinéma立川髙島屋S.C.館、kino cinéma天神 ほか全国順次公開となります。
女性解放運動のパイオニアであるグロリア・スタイネムと活動家の仲間たちとの物語。若き日のグロリアを演じたのは、『リリーのすべて』でアカデミー賞®助演女優賞に輝いたアリシア・ヴィキャンデル。40代以降のバトンを受け継いだのが、『アリスのままで』で同賞の主演女優賞を受賞したジュリアン・ムーア。世代を超えた名女優の二人が、波乱に満ちた彼女の生涯をリレー形式で演じ切った。監督には『フリーダ』のジュリー・テイモア。自由奔放で解放的なイマジネーションを駆使してドラマを描き尽くした。
この度解禁となった予告編は、バスから颯爽と降りてきた主人公のグロリア・スタイネム(ジュリアン・ムーア)が、女性から声を掛けられるシーンから始まる。場面は移り変わり、車窓から外を眺める女性たち。若き日のグロリア(アリシア・ヴィキャンデル)は「私の人生は旅をする事で変わった」と語り、これは「旅は一番の教育だ」という父の教えからであった。この言葉をきっかけにインドへ2年間滞在をした彼女は、そこで驚くべき体験をする。この出来事を記事として書きたいと出版社を訪ねるが、「ファッションの記事を書いてくれ」と言い返される。女性という理由だけで希望する記事を書かせてくれない事を知ったグロリアは、バニーガールの恰好でお酒を提供する“プレイボーイ・クラブ”に極秘で潜入取材をする事に。そこで女性がモノとして扱われている裏側を暴露すると大きな反響を得るが、編集者からは「次はポルノ業界に潜入か?」とセクハラ発言をされる。男性優位の社会に嫌気が指したグロリアは、トレードマークとなる大きなサングラスを身に付けて、女性解放運動の活動に参加していくのだった。そんな彼女の数奇な生涯を、ジュリアン・ムーアとアリシア・ヴィキャンデルの2人のアカデミー賞®女優で描いた本作。女性への性差別の問題が叫ばれている昨今において、女性の地位向上のために立ち向かった”今に私たちに繋がる”彼女の勇姿を感じることのできる予告となっている。
『グロリアス 世界を動かした女たち』予告
【STORY】
大学生でインドに留学をしたグロリアは、男性から虐げられている女性たちの悲惨な経験を聞き、帰国後はジャーナリストとして働き始める。だが、社会的なテーマを希望しても、女だからとファッションや恋愛のコラムしか任されない。そこでグロリアは高級クラブの「プレイボーイ・クラブ」に自らバニーガールとして潜入。その内幕を記事にして暴き、女性を商品として売り物にする実態を告発する。更にはTVの対談番組に出演するなど、徐々に女性解放運動の活動家として知られ始める。40代を迎えた頃は仲間たちと共に女性主体の雑誌「Ms.」を創刊する。これは、未婚女性=Missや既婚女性=Mrs.とは別に、どんな女性にも使える新しい敬称=Ms.として、全米各地の女性に受け入れられていく──。
監督・脚本:ジュリー・テイモア
出演:ジュリアン・ムーア、アリシア・ヴィキャンデル、ティモシー・ハットン、ジャネール・モネイ、ベット・ミドラー
2020年|アメリカ|英語|147分|カラー|ビスタ|5.1ch|原題:The Glorias|字幕翻訳:髙橋彩|G
提供:木下グループ
配給:キノシネマ
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