2022年ベルリン国際映画祭で3年連続の銀熊賞受賞を果たした名匠ホン・サンス監督の日本公開最新作となる長編25作目『イントロダクション』と長編26作目『あなたの顔の前に』が、2本同時に2022年6月24日(金)よりヒューマントラストシネマ有楽町、新宿シネマカリテ、アップリンク吉祥寺ほか全国順次公開することが決定いたしました。
ホン・サンス監督最新作『イントロダクション』『あなたの顔の前に』予告
また、日本公開に先立ち、今年の4月8日~17日、5月4日~10日にわたり、ニューヨークのFilm at Lincoln Centerではホン・サンス監督の回顧展となる特集上映「The Hong Sangsoo Multiverse: A Retrospective of Double Features」を開催。
回顧展の予告編(予告編YouTube URL: https://youtu.be/Jchm2axweAo)と本展でアメリカ劇場公開となる『あなたの顔の前に』の新たな予告編も解禁された。
5月6日、5月7日の本作の上映後のQ&Aに、ホン・サンス監督の登壇を予定しており、2017年振りにニューヨークに戻ってくる監督の登場に注目が高まっている。
ニューヨークでの特集上映予告
アメリカ劇場公開となる『あなたの顔の前に』の新たな予告編
本作をいち早く鑑賞した俳優の加瀬亮さんから作品のコメントが到着
2022年ベルリン国際映画祭で、長編27作目の最新作『The Novelist’s Film』が銀熊賞(審査員大賞)を受賞し、3年連続銀熊賞受賞の快挙を果たしたホン・サンス監督。ポン・ジュノ監督、パク・チャヌク監督など世界を席巻する韓国映画界でひときわユニークな映画作家として、揺るぎない国際的評価を築き上げてきた。そんなホン・サンス監督の『逃げた女』に続く待望の新作2本『イントロダクション』と『あなたの顔の前に』が、遂に6月24日(金)に日本公開を迎える。
そして、2012 年来日中のホン・サンス監督と対談をしたことをきっかけに、意気投合し誕生した作品『自由が丘で』(14)に主演した加瀬亮。この度、『イントロダクション』『あなたの顔の前に』の 2 作品をいち早く鑑賞し、作品へのコメントが届けられた。
もし凍ってしまった水たまりのようなものが、
長年寒々と心の痛みになっているのだとしたら、
この映画たちはきっと、それを静かに溶かしてくれる。
加瀬亮
あわせて、『イントロダクション』よりキム・ミニ(『逃げた女』『お嬢さん』)登場シーンを含む新たな場面写真と、『あなたの顔の前に』より、主役を演じた40年のキャリアを誇るベテラン女優イ・ヘヨンがホン・サンス作品初出演で見せる自然な魅力を切り取った場面写真が解禁されました。
『イントロダクション』追加写真
青年ヨンホをめぐる三つの再会と三つの“抱擁”
【『イントロダクション』STORY】
将来の進路も定まらず、まだ何者にもなれないナイーブな青年ヨンホ。韓国とベルリンを舞台に、折り合いの悪い父、夢を追って海外に旅立ってしまった恋人ジュウォン、息子の進路が気がかりな母との再会と三つの“抱擁”を通して、一人の若者の人生が紐解かれていく。誰もが経験する青年期の迷いや喪失、孤独を抱え、恋に夢に破れながらも、やがて心安らぐ温もりに満ちた瞬間が訪れる…。
監督・脚本・撮影・編集・音楽:ホン・サンス
出演:シン・ソクホ、パク・ミソ、キム・ヨンホ、イェ・ジウォン、ソ・ヨンファ、キム・ミニ、チョ・ユニ、ハ・ソングク
2020年/韓国/韓国語/66分/モノクロ/1.78:1/モノラル
原題:인트로덕션 英題:Introduction 字幕:根本理恵
配給:ミモザフィルムズ
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『あなたの顔の前に』追加写真
【『あなたの顔の前に』STORY】
長いアメリカ暮らしから突然、妹ジョンオクの元を訪ねて韓国へ帰国した元女優のサンオク。母親が亡くなって以来、久しぶりに家族と再会を果たすが、帰国の理由を妹には明らかにしない。彼女に出演オファーを申し出る映画監督との約束を控えていたが、その内面には深い葛藤が渦巻いていた。サンオクはなぜ自分が捨てたはずの母国に戻り、思い出の地を訪ね歩くのか?捨て去った過去や後悔と向き合いながら、かけがえのない心のよりどころを見出していく、たった一日の出来事が描かれていく。
監督・脚本・製作・撮影・編集・音楽:ホン・サンス
出演:イ・ヘヨン、チョ・ユニ、クォン・ヘヒョ、シン・ソクホ、キム・セビョク、ハ・ソングク、ソ・ヨンファ、イ・ユンミ、カン・イソ、キム・シハ
2021年/韓国/韓国語/85分/カラー/1.78:1/モノラル
原題:당신 얼굴 앞에서 英題:In Front of Your Face 字幕:根本理恵
配給:ミモザフィルムズ
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