2004年、第57回カンヌ国際映画祭でグランプリを受賞。審査委員長のクエンティン・タランティーノ監督が激賞し、国内外の映画賞で高い評価を得た鬼才パク・チャヌクの傑作復讐サスペンスが待望の4Kリマスター化。『オールド・ボーイ4K』として、5月6日(金)より全国公開する。
作:土屋ガロン(狩撫麻礼)、画:嶺岸信明による日本の同名コミックを原作に、『JSA』で国際的に注目を集めていたパク・チャヌク監督が映画化した本作は、ある日突然何者かに拉致監禁され、理由も明かされぬまま15年後に突如解放されたオ・デスの壮絶な復讐劇を描く。予想を超えるストーリー展開と、スタイリッシュかつ容赦なきバイオレンス描写が話題となり、今もなお多くのファンに愛される作品だ。
この度、2003年11月韓国公開当初の本国のポスターとオリジナル予告2種が解禁された。
本国オリジナル予告①は、はた迷惑な酔っ払い男オ・デスの姿から始まり、韓国を代表する映画音楽監督チョ・ヨンウクが手掛けた本作のサウンドトラックから、ユ・ジテ演じる謎の男ウジンの複雑な感情を象徴するワルツ曲「Farewell, My Lovely」が流れ、「15年の監禁は始まりにすぎなかった」のテロップと同時に冒頭の酔っぱらい男オ・デスが復讐の怪物に変貌した姿で映し出される。その後、ウジンは「人生を復習しろ」とオ・デスに言う。彼らにはどんな秘密があるのか。
映画『オールド・ボーイ』韓国オリジナル予告① 4K版
本国オリジナル予告②は、同じくサウンドトラックから、チェ・ミンシク演じる主人公オ・デスの孤独と哀愁を表現した曲「In A Lonely Place」が流れる中、オ・デスが電話を片手に「お前は誰だ」と言う場面から始まり、矢継ぎ早にキャストらの表情を切り取った場面が映し出され、最後には「二人の男の秘密」、「最高の対決が始まる」と締めくくられている。
2種とも不穏なムードと謎解きサスペンス要素の高い予告となっている。
映画『オールド・ボーイ』韓国オリジナル予告② 4K版
韓国オリジナル予告で印象的に使われている2曲の曲名「Farewell, My Lovely」、「In A Lonely Place」は、どちらも映画のタイトルである。「Farewell,~」はロバート・ミッチャム主演のアメリカ映画で邦題は『さらば愛しき女よ』(75)。「In A~」はハンフリー・ボガート主演のアメリカ映画で邦題は『孤独な場所で』(50)。実は劇中で使用される曲の全てにパク・チャヌク監督は様々な映画のタイトルを引用。引用された映画とその音楽が表現する世界観から本作を読み解くことも出来る、というのもこだわりの強いパク・チャヌク監督ならではの仕掛けだ。背景や小物、音楽など細部に渡るこだわりも鮮やかによみがえった『オールド・ボーイ 4K』は、5月6日(金)より全国公開!
STORY
平凡な人生を送っていたオ・デス(チェ・ミンシク)は、ある日突然何者かに拉致され気が付くと狭い監禁部屋にいた。窓の無い部屋にはベッドと1台のTVのみ、外部との交信は完全に遮断されている。ここはどこだ? 一体誰が、何のために――⁉ 一切の理由が明かされぬまま15年の月日が流れたある日、デスは突如解放された。復讐を誓うデスに手助けを申し出る若い女性ミド(カン・ヘジョン)。そして目の前に現れた謎の男(ユ・ジテ)。男は5日間で監禁の理由を解き明かせと、命を賭した「死のゲーム」を持ちかける。しかしその先には驚愕の展開が待ち受けていた――。
監督=パク・チャヌク(『お嬢さん』『渇き』『親切なクムジャさん』『復讐者に憐れみを』)
出演=チェ・ミンシク、ユ・ジテ、カン・へジョン
原作=作:土屋ガロン(狩撫麻礼)/画:嶺岸信明「オールド・ボーイ」(双葉社 漫画アクション)
配給:KADOKAWA
2003|韓国|120分|シネスコ|カラー|5.1ch|R18+|原題:OLDBOY|日本語字幕:根本理恵
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