2021 年第 74 回カンヌ国際映画祭でオープニングを飾り、監督賞を受賞!本作の製作プロデューサーも務めたアダム・ドライバーと実力派マリオン・コティヤ ールを主演に迎え、カラックスが初めて全編英語でミュージカルに挑んだダーク・ファンタジー・ロックオ ペラ、レオス・カラックス監督最新作『アネット』(4/1公開)より、強烈で幻想的なビジュアルに思わず目を奪われる!ヘンリーとアンの 2 人が嵐の洋上でワルツを踊りながら二重奏を歌う、本編映像を解禁致しました。

画像: © 2020 CG Cinéma International / Théo Films / Tribus P Films International / ARTE France Cinéma / UGC Images / DETAiLFILM / Eurospace / Scope Pictures / Wrong men / Rtbf (Télévisions belge) / Piano

© 2020 CG Cinéma International / Théo Films / Tribus P Films International / ARTE France Cinéma / UGC Images / DETAiLFILM / Eurospace / Scope Pictures / Wrong men / Rtbf (Télévisions belge) / Piano

切り取られているのは、嵐が吹き荒ぶ洋上でヘンリーと(アダム・ドライバー)アン(マリオン・コテ ィヤール)のふたりが、ワルツを踊りながら二重唱を歌うシーン。攻撃的なユーモアセンスをもったスタンダップ・コメディアンのヘンリーと、国際的に有名なオペラ歌手のアン、彼らは“美女と野人”とはやされる程にかけ離れていたが、その二人が恋に落ち、世間から注目されるようになる。しかし、娘のアネットが生まれたことで、彼らの人生と精神に不穏な空気が流れ初めてしまうー。映像では、渦中の 2 人の⻭車が少しずつ狂っていく様子が背景に、映し出された強烈で、そして幻想的な<嵐>の映像とともに捉えられております。

カラックスは元来デジタルを嫌い、グリーンバック合成なども好まず、本物の森や本物の海を望む監督。しかし、 本作では、実際的条件から重要シーンの多くが、昔の撮影所のようにスタジオ内で創意工夫して作り出され、特殊なセットで撮影、この洋上でのシーンもその一部である。そのため美術・衣装・撮影など技術スタッフ間で"スクリプト・テク"と呼ばれる部門ごとの詳細を記した台本が共有、相互に連携し議論しながら現場作業が進められ、色彩についても<夜の「黒」をベースにどう色を配置していくか><ヘンリーを象徴する「緑」や、アンの「⻩色」をどう使うか>など細かく検討、一つ一つ議論の上でインパクトある画面作りが実現!カラックス監督 の初期から彼を支えるネリー・ケティエ(編集)のほか、彼を理解する仲間によって『アネット』のポエティッ クで複雑な世界を具現化しています。

『アネット』本編映像

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35年間で発表した⻑編作品は6本と寡作ながら、その卓越した演出力と圧倒的な美的センスによって、常に衝撃を与えつづけてきた映画監督レオス・カラックス。1984年、弱冠24歳でカンヌ映画祭に登場した『ボーイ・ミー ツ・ガール』、“アンファン・テリブル”(恐るべき子ども)と、カラックスの名を世界中に知らしめた『汚れた血』、 二度の撮影中断に見舞われながらもロングラン大ヒットを記録した『ポンヌフの恋人』、ハーマン・メルヴィルの小説を原作に映画化を挑んだ『ポーラX』、そして謎に満ちた迷宮的な内容が高く評価された『ホーリー・モーターズ』。その一作一作で、既存のジャンルを軽々と超える、新たな映画体験を生み出し、世界中に熱狂的なファンを獲得しているカラックスだが、『アネット』は、『ホーリー・モーターズ』以来8年ぶりとなる最新作。スパークスがストーリー仕立てのスタジオアルバム「アネット」として構築していた物語が、カラックスの出会いによって映画へと発展、劇中全編を歌で語り、全ての歌をライブ録音するという両者のこだわりと、そこにカラックスならではの映像美が相まって、唯一無二の作品が完成いたしました。また、カラックスが「父親になってからの映画」とその特別な想いを語る本作には、カラックス自身の人生が色濃く反映されていることも見所の一つとなっております。

監督:レオス・カラックス
原案・音楽:スパークス 歌詞:ロン・メイル、ラッセル・メイル & LC
キャスト:アダム・ドライバー、マリオン・コティヤールほか
上映時間:140 分
© 2020 CG Cinéma International / Théo Films / Tribus P Films International / ARTE France Cinéma / UGC Images / DETAiLFILM / Eurospace / Scope Pictures / Wrong men / Rtbf (Télévisions belge) / Piano
配給:ユーロスペース

4 月 1 日(金)ユーロスペースほか全国ロードショー!

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