偕楽園は、金沢の兼六園、岡山の後楽園とならぶ「日本三名園」のひとつ。

「チームラボ 偕楽園 光の祭2022」は、時期によって様々な種類の梅が変わりながら咲き渡る春の偕楽園を、人々の存在によって変化するインタラクティブな光のアート空間に変えます。

日本3名園のひとつ、茨城県水戸市の偕楽園は今年開園180年。

広大な敷地と壮大な梅林や大杉の森が、チームラボによって、インタラクティブな光のアート空間となっています。

夜の闇に浮かび上がるチームラボの光のアートで、偕楽園を楽しむ絶好の機会。

会期は3月31日まで。

画像1: チームラボ 偕楽園 光の祭
春の偕楽園がインタラクティブなアート空間に

自立しつつも呼応する生命と呼応する大杉森
/ Autonomous Resonating
Life and Resonating Giant Cedar Forest

画像2: チームラボ 偕楽園 光の祭
春の偕楽園がインタラクティブなアート空間に
画像3: チームラボ 偕楽園 光の祭
春の偕楽園がインタラクティブなアート空間に
画像4: チームラボ 偕楽園 光の祭
春の偕楽園がインタラクティブなアート空間に

teamLab, 2021, Interactive
Digital Installation, Endless, Sound: Hideaki Takahashi

立ち続ける光のovoid(卵形体)と、木々が光り輝く。

光のovoidと木々の光は、それぞれ自律しており、ゆっくりと明滅している。

光のovoidは人に押されたり、風に吹かれたりして倒れると、立ち上がりながら光の色を変え、色特有の音色を響かせる。その光は、周辺のovoidと木々も次々に呼応し、同じ色に変化し音色を響かせながら、変化していく。

木々の奥から光が押し寄せてくれば、向こうの方に人がいることを意味する。人々はきっと、同じ空間にいる他の人々の存在を普段より意識するだろう。

Walk, Walk, Walk -
孟宗竹林
/ Walk, Walk, Walk - Moso Bamboo
Forest

画像5: チームラボ 偕楽園 光の祭
春の偕楽園がインタラクティブなアート空間に

teamLab, 2021, Digital
Installation, Endless, Sound: Hideaki Takahashi, Voices: Yutaka Fukuoka, Yumiko
Tanaka

偕楽園の孟宗竹林(もうそうちくりん)沿いを、匿名で多様な肖像群が歩き続ける。

禅の言葉に「歩歩是道場(ほほこれどうじょう)」という言葉がある。作品の登場人物は、いろいろな出来事に対峙しながら、終わりなく歩き続ける。人々もまた、作品世界の登場人物たちを追いかけ歩くことによって共に対峙していくだろう。もしくは、次々に歩いて来る各々の登場人物と対峙していくことになるだろう。

作品は、コンピュータプログラムによってリアルタイムで描かれ続けている。あらかじめ記録された映像を再生しているわけではない。全体として以前の状態が複製されることなく、永遠に変化し続ける。今この瞬間の絵は二度と見ることができない。

来場者が幸運であれば、リアルで和楽器の笛の音を響かせ歩く奏者とともに楽しむことができる。(会期中不定期で演奏)

生命は連続する光 - 梅林
/ Life is Continuous
Light - Plum Trees

画像6: チームラボ 偕楽園 光の祭
春の偕楽園がインタラクティブなアート空間に

teamLab, 2021, Interactive
Digitized Nature, Sound: teamLab

120年の歴史をもつ偕楽園の「水戸の梅まつり」。

梅林の約1,500本の梅が光り輝く。梅の光はそれぞれ自律しており、ゆっくりと明滅している。

梅の光は、人々が近くを通ると強く輝き、音色を響かせる。そして、その木の光は放射状に梅の木に伝播し、音色を響かせながら、連続していく。梅林の奥の方から光が押し寄せてくれば、向こうに人がいることを意味する。人々はきっと、同じ空間にいる他の人々の存在を普段より意識するだろう。

増殖する生命の巨木 - 太郎杉
/ Ever
Blossoming Life Tree - Giant Taro Cedar

画像7: チームラボ 偕楽園 光の祭
春の偕楽園がインタラクティブなアート空間に

teamLab, 2021, Digitized
Nature, Sound: Hideaki Takahashi

江戸後期(1842年)に造られた偕楽園の大杉森は、全く知覚できないほどのゆっくりとした時間の流れで日々変化し、そして、それを毎年繰り返しながら、果てしない長い時間が積みあがった空間である。巨木は、造園よりはるか前からここにあった木である。そして、この生と死を繰り返す花々も、また異なる時間の流れを持つ。ここでは様々な時空が交差し重なり合う。

圧倒的長い年月をかけて形作られた巨木に、花々の誕生と死滅が永遠に繰り返された時、長い時間の連続性に対する認知の境界を超えて、長い時間の生命の連続性の上に我々が存在することを表現できるのではないかとチームラボは考えた。

作品は、コンピュータプログラムによってリアルタイムで描かれ続けている。あらかじめ記録された映像を再生しているわけではない。全体として以前の状態が複製されることなく、永遠に変化し続ける。今この瞬間の絵は二度と見ることができない。

具象と抽象 - 陽と陰の狭間
/ Concrete and Abstract -
Between Yin and Yang

画像8: チームラボ 偕楽園 光の祭
春の偕楽園がインタラクティブなアート空間に
画像9: チームラボ 偕楽園 光の祭
春の偕楽園がインタラクティブなアート空間に

teamLab, 2021, Interactive
Digital Nature, Sound: Hideaki Takahashi

偕楽園の好文亭の前に広がる松やつつじの庭園の「陽の世界」と、クマザサ、大杉森、孟宗竹林が茂る幽暗閑寂な「陰の世界」の境界にある作品。

我々の中にある火花
/ Solidified Sparks

画像10: チームラボ 偕楽園 光の祭
春の偕楽園がインタラクティブなアート空間に

teamLab, 2022, Digital
Installation, Sound: teamLab

群生する光の線の集合体。

光の線は、中心から放射状に無数に広がる。光源は動かないが、無数の線はうごめき続ける。

線の集合体には境界面がなく、作品と身体との境界の認識は曖昧であり、手をかざすと、手は作品の中に入る。

うごめいているものは、何か?

我々の世界は、我々の中にあるのだ。

増殖する生命の倒木 - 次郎杉
/ Ever Blossoming Life
Tree - Fallen Jiro Cedar

画像11: チームラボ 偕楽園 光の祭
春の偕楽園がインタラクティブなアート空間に

teamLab, 2021, Digitized
Nature, Sound: Hideaki Takahashi

かつての大型台風(1964年)で倒木となった大木の幹の内側の腐り落ちた空洞に、花々が永遠に咲いては散っていく。一時間を通して一年間のこの地域の花々が咲いては散り変化していく。花々は生まれ、咲き、やがては散って死んでいく。つまり、花々は誕生と死滅を永遠に繰り返し続ける。

圧倒的長い年月をかけて形作られた倒木の空洞に、花々の誕生と死滅が永遠に繰り返された時、長い時間の連続性に対する認知の境界を超えて、長い時間の生命の連続性の上に我々が存在することを表現できるのではないかとteamlabは考えた。

吐玉泉の円相
/ Enso in the Natural Spring -
Togyokusen

画像12: チームラボ 偕楽園 光の祭
春の偕楽園がインタラクティブなアート空間に

teamLab, 2021, Digital
Installation, Sound: Hideaki Takahashi

偕楽園一帯は昔から湧水が多く、この吐玉泉(とぎょくせん)は、好文亭の茶室「何陋庵」の茶の湯にも使われていた。

禅における書画のひとつ「円相」(円形を一筆で描いたもの)を空間に一筆(空書)で描いている。空間に描かれた一筆は、空間上で静止しているが、視点が動くことによって、円に見える瞬間が生まれる。

「空書」とは、チームラボが設立以来書き続けている空間に書く書のこと。書の墨跡が持つ、深さや速さ、力の強さのようなものを、新たな解釈で空間に立体的に再構築し、チームラボの「超主観空間」の論理構造によって2次元化している。書は平面と立体との間を行き来する。

【開催概要】

チームラボ 偕楽園 光の祭2022

kairakuen.teamlab.art

会期: 2022年2月1日(火)~2022年3月31日(木)

時間: 18:00~20:30 (最終入場20:00)

会場: 偕楽園(茨城県水戸市常磐町1丁目)

チケット情報:

大人: 1,800円 (税込)

中高校生: 800円(税込)

小学生以下: 無料

公式チケットサイト:
https://exhibition.teamlabticket.com/kairakuen/#/

アクセス:

<車で>

常磐自動車道 水戸I.Cより約20分

北関東自動車道 茨城町東I.Cより約20分

北関東自動車道 水戸南I.Cより約20分

※梅まつり期間中は、駐車場及び周辺の道路が大変混雑しますので、公共交通機関をご利用ください。

<電車で>

JR常磐線 水戸駅北口より偕楽園行きバスで約20分

<バスで>

「偕楽園東門」停留所降車→東門まで徒歩約3分

「偕楽園前」停留所降車→東門まで徒歩約3分

「偕楽園」停留所(終点)降車→東門まで徒歩約5分

「千波湖」停留所降車→東門まで徒歩約10分

注意事項:

・会場内には階段や段差があり、未舗装の場所もあります。

お体の不自由な方や車椅子、ベビーカー等での観覧ができないエリアがありますことをご了承ください。

・悪天候等の場合は開催を中止する場合があります。

・ご入園の際、新型コロナウイルス感染拡大防止の為、下記のご協力をお願いいたします。

  • マスク着用
  • 検温
  • 手指消毒
  • ソーシャルディスタンスの確保

・園内での飲食はお断りしております。

・展覧会をご覧いただくには、専用のチケットが必要です。日中、偕楽園本園にご入園いただいている場合も、

17:00に一度ご退園の上、本展覧会の入場料をお支払いいただく必要があります。

主催: LuckyFM 茨城放送

後援: 茨城県、水戸市、茨城県観光物産協会

協力: キレイキレイ

お問合せ:

LuckyFM 茨城放送 イベント事業部

029-243-4111(平日10:00~17:30)

event@lucky-ibaraki.com

◆チームラボについて

アートコレクティブ。2001年から活動を開始。集団的創造によって、アート、サイエンス、テクノロジー、そして自然界の交差点を模索している国際的な学際的集団。アーティスト、プログラマ、エンジニア、CGアニメーター、数学者、建築家など、様々な分野のスペシャリストから構成されている。

チームラボは、アートによって、自分と世界との関係と新たな認識を模索したいと思っている。人は、認識するために世界を切り分けて、境界のある独立したものとして捉えてしまう。その認識の境界、そして、自分と世界との間にある境界、時間の連続性に対する認知の境界などを超えることを模索している。全ては、長い長い時の、境界のない連続性の上に危うく奇跡的に存在する。

チームラボの作品は、ロサンゼルス現代美術館(ロサンゼルス)、ニュー・サウス・ウェールズ州立美術館(シドニー)、南オーストラリア州立美術館(アデレード)、サンフランシスコ・アジア美術館(サンフランシスコ)、アジア・ソサエティ(ニューヨーク)、ボルサン・コンテンポラリー・アート・コレクション(イスタンブール)、ビクトリア国立美術館(メルボルン)、アモス・レックス(ヘルシンキ)に収蔵されている。

◆「チームラボ 偕楽園 光の祭り」シネフィルチケットプレゼント

下記の必要事項、をご記入の上、「チームラボ 偕楽園 光の祭り」シネフィルチケットプレゼント係宛てに、メールでご応募ください。

抽選の上5組10名様に、招待券をお送り致します。

抽選結果は、当選者への発送をもってかえさせて頂きます。

この招待券は非売品であり転売禁止です。

☆応募先メールアドレス miramiru.next@gmail.com

*応募締め切りは2021年3月5日 24:00

記入事項:

1)氏名

2)年齢

3)当選プレゼント送付先(応募者の電話番号、郵便番号、建物名、部屋番号も明記)

建物名、部屋番号のご明記がなく、郵便が差し戻された場合当選無効となります。

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