1月12日、園子温監督が役者の卵たちと創り上げた遊び心と映画愛あふれる最新作『エッシャー通りの赤いポスト』(12月25日公開)のトークイベント開催されました。

画像1: @2021「エッシャー通りの赤いポスト」製作委員会

@2021「エッシャー通りの赤いポスト」製作委員会

『エッシャー通りの赤いポスト』トークイベント

【日程】1月12日(水)
【場所】 ユーロスペース(渋谷)
【登壇者】 園子温監督、大森靖子(超歌手)
【MC】 山岡竜弘 ※本作にも出演    

園子温監督が役者の卵たちと創り上げた、遊び心と映画愛あふれる最新作『エッシャー通りの赤いポスト』 (公開中)のトークイベントが1月12日に行われ、園監督が対談を熱望した、超歌手の大森靖子をゲストに迎え、園監督とともに登壇した。

今回のトークイベントが実現したのは園監督が自ら大森に試写状を送り、大森がマスコミ試写に来場したことがきっかけ。今回のトークイベントを熱望した監督は「来ていただいて感謝しています。ファンだったので緊張している」とコメント。一方、試写で今作を観た後に自身のTwitterで「逃げるように帰りました」と投稿していた大森は改めて作品の感想を聞かれ「(映画に)もらった大事なものを誰にも”こぼさないように”早く帰りたいと思った」とツイートの真意をこの作品への愛とともに釈明してくれた。これを聞いた園監督は「すぐ帰っちゃったと思っていたけど、”こぼさないように”なるほど、さすがです。そういえば僕も素敵な映画を見たあとはこぼさないように帰ってるかも」と、大森ならではの表現に感心し、ほっとした様子だった。

画像: 左より【MC】 山岡竜弘、園子温監督、大森靖子

左より【MC】 山岡竜弘、園子温監督、大森靖子

また今作の気になったシーンを聞かれた大森は「園監督の作品は全て観ていて、ファンだと明かすとネタバレになってしまうくらい監督の作品に影響を受けている(自分の)作品も多い」と衝撃の告白。今作に関しては「すべてのセリフが腑に落ちて自分の中に入ってくるのが園監督の作品の特徴だと思っていて、今作はそれが特に多くて嬉しかったです。最後の渋谷のシーンが良かったです」とコメントし"園監督愛”を炸裂させた。それを聞いた園監督が「機会があれば、大森さんのMVとかできたら」と生オファー。「ほんとですか!」と喜ぶ大森と園監督が「(警察に)捕まっちゃうくらいのことやりたいよね」と盛り上がっていたところに、MCの山岡も「僕らも出たいです!」と出演を熱望すると、園監督から「身代わりとして警察に捕まる役割な」と思わぬ役をゲットし!?一同爆笑。その後も撮影したいシチュエーションや登場する役などのアイデアが次々と飛び出した。

画像2: @2021「エッシャー通りの赤いポスト」製作委員会

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@2021「エッシャー通りの赤いポスト」製作委員会

今作の音楽も手掛けた園監督は「元々シンガーソングライターになりたかった。断念して映画監督になったけどミュージシャンの方と一緒にいるほうが波長が合うし、作る映画もみんなに映画じゃないよとよく言われる」とぼやいていたが、それを聞いた大森は「そうなんですね、私は、まさにこれが映画だなと思って帰った、園監督ならこうするという表現が使われていなくて最高でした!」といい園子温作品を評論するレアな大森靖子の姿がみられた。MCの山岡も大森の感想を聞いて「園監督は映画を超えて映画を監督されているし、大森さんも歌手とか歌とかを超えてこの瞬間を生きて表現しているのがお二人の通ずるところ」と感動を隠せない様子だった。

画像: 園子温監督、大森靖子(超歌手)

園子温監督、大森靖子(超歌手)

最後の一言として園監督は「試写の時にちゃんと話せなかったので今日話せて嬉しい。イベントに来てくれてありがとうございました」と改めて大森への感謝の言葉で締めくくった。
大森も「(観客の)皆さんも映画を観終えた今の気持ちを大事に”こぼさずに”帰って明日も楽しく過ごしてほしい」とコメント。刺激を受けあい、リスペクトしあう二人のトークに、会場があたたかい雰囲気につつまれ、終始笑いの耐えないイベントになった。

映画『エッシャー通りの赤いポスト』予告編

画像: 映画『エッシャー通りの赤いポスト』予告編 www.youtube.com

映画『エッシャー通りの赤いポスト』予告編

www.youtube.com

映画『エッシャー通りの赤いポスト』は、絶賛公開中。

【STORY】
エキストラでいいんか!?人生のエキストラで!?立ち向かえ
鬼才のカリスマ映画監督・小林正(山岡)は新作映画『仮面』に、演技経験の有無を問わず広く出演者を募集する。浴衣姿の劇団員、小林監督の親衛隊である“小林監督心中クラブ”、俳優志望の夫を亡くした若き未亡人・切子(黒河内)、殺気立った訳ありの女・安子(藤丸)、プロデューサーにまとわりつく有名女優など様々な経歴の持ち主たちが、オーディション会場に押し寄せて来る。それぞれの事情を持った参加者たちは、小林監督の前で語り、演じて見せる。
一方、助監督のジョー(小西)たちに心配されながら、脚本作りに難航する小林の前に、元恋人の方子(モーガン)が現れる。彼女は脚本の続きを書いてくれるという。1年前のある出来事を忘れることが出来ない小林は、方子に励まされながら『仮面』に打ち込み、刺激的な新人俳優たちを見つけ出すことで希望を見出すが、エグゼクティブプロデューサー(渡辺哲)からの無理な要望を飲まなければならなくなる。自暴自棄に陥った小林は、姿が見えなくなった方子を探すが……。

監督・脚本・編集・音楽:園 子温  
企画:松枝佳紀(アクターズ・ヴィジョン)
プロデューサー:髙橋正弥 小笠原宏之

出演:藤丸 千、黒河内りく、モーガン茉愛羅、山岡竜弘、小西貴大、
上地由真、縄田カノン、鈴木ふみ奈、藤田朋子、田口主将、諏訪太朗、渡辺哲、吹越満、ほか

制作プロダクション:ヒコーキ・フィルムズ インターナショナル
特別協賛:カーコンビニ倶楽部   特別協力:東京コネクション
製作会社:ヒコーキ・フィルムズインターナショナル/アクターズ・ヴィジョン/AMGエンタテインメント
配給・宣伝:ガイエ 
@2021「エッシャー通りの赤いポスト」製作委員会

渋谷ユーロスペースほかにて公開中

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