第 74 回カンヌ国際映画祭でオープニングを飾り、監督賞を受賞したレオス・カラックス監督最新作『アネット』(ユ ーロスペース配給4月1日公開)が、この度発表されましたゴールデングローブ賞で主演女優賞にマリオン・コティヤールがノミネートされました。
35 年間で発表した⻑編作品は6本と寡作ながら、 その卓越した演出力と圧倒的な美的センスによって、常に衝撃を与えつづけてきた映画監督レオス・カラックス。1984 年、弱冠 24 歳でカンヌ映画祭に登場した『ボーイ・ミーツ・ガール』、“アンファン・テリブル”(恐るべき子ども)と、カラックスの名を世界中に知らしめた『汚れた血』、二度の撮影中断に見舞われながらもロングラン大ヒットを記録した『ポンヌフの恋人』、ハーマン・メルヴィルの小説を原作に映画化を挑んだ『ポーラ X』、そして謎に満ちた迷宮的な内容が高く評価された『ホーリー・モーターズ』。その一作一作で、カラックスは既存のジャンルを軽々と超える、新たな映画体験を生み出し、世界中に熱狂的なファンを獲得しています。
◆アダム・ドライバーが主演・プロデューサーを務めて話題に!
『ホーリー・モーターズ』以来8年ぶりとなる最新作『アネット』は、製作も務めたアダム・ドライバー、アカデミー賞主演女優賞受賞の実力派マリオン・コティヤールを主演に迎え、カラックスが初めて全編英語でミュージカルに挑んだダークファンタジー・ロック・オペラです。 人気スタンダップコメディアンのヘンリーと、一流オペラ歌手のアン。そして二人のあいだに生まれたアネッ トによって、ダークなおとぎ話が繰り広げられます。原案は日本でも根強い人気を誇るロン&ラッセル・メイ ル兄弟によるポップ・バンド、スパークス。彼らがストーリー仕立てのスタジオアルバム「アネット」として構築していた物語が、スパークスとカラックスの出会いによって映画へと発展しました。映画全編を歌で語 り、全ての歌をライブ録音するという両者のこだわり、そこにカラックスならではの映像美が相まって、唯一無二の作品が完成しました。
また、主演のアダム・ドライバーはこのタッグの企画にほれ込み、自らもプロデューサーとして参加するなど、並々ならぬ意気込みで本作に臨みました。そんなアダム・ドライバーの新境地を開いたともいえる『アネット』の今後の賞レースの行方に眼が離せません!
■監督:レオス・カラックス
■原案・音楽:スパークス
■歌詞:ロン・メイル、ラッセル・メイル & LC
■キャスト:アダム・ドライバー、マリオン・コティヤールほか
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