毎年恒例の見世物小屋が出る新宿・花園神社の酉の市直後の2012年12月、新宿K‘s cinemaで上映されるや、異例の口コミで大ヒットしたドキュメンタリー映画『ニッポンの、みせものやさん』が、また戻ってきます。
今年は劇場公開からなんと10年という節目になります。
(昨年と今年は新型コロナウィルス感染拡大の影響で花園神社の酉の市では見世物小屋の興行は開催されませんでした)
昔はいろんなお祭りや縁日で見かけた「見世物小屋」。へび女、人間ポンプ、タコ娘、ロクロ首、オートバイサーカス…。
最盛期には数百軒を数えたという見世物小屋、その最後の一軒と言われる大寅興行社。北海道から九州、日本を縦断するなかで見つめる、一座の暮らしと人情、そして10年にわたる交流から滲み出る、一瞬の人生の輝き。
見世物小屋を懐かしむ年配の観客のみならず、怖いけどちょっと見世物小屋をのぞいてみたいという高校生まで、幅広い年代の観客を集めました。映画に登場する大寅興行社さんも健在で、見世物小屋の興行を続けています。
今年のアンコール上映の初日12/18(土)には奥谷洋一郎監督のティーチインも開催致します。
映画『ニッポンの、みせものやさん』予告編
出演:大寅興行社のみなさん
監督:奥谷洋一郎
2012年/日本/デジタル/90分/
配給:スリーピン
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