アメリカを代表する俳優、トム・ハンクス。
彼はスクリーンデビューした1980年から今日にいたるまで、たくさんの作品に携わってきました。そんなトムの経歴を4つに区分し、各年代ごとの代表作を上映するイベント「Merry Xmas! トム・ハンクス映画祭」を開催されます。
80年代を代表して『スプラッシュ』
90年代を代表して『プリティ・リーグ』
00年代を代表して『ポーラー・エクスプレス』
10年代を代表して『幸せへのまわり道』
以上の4作品を上映いたします。
さらに今回の映画祭はクリスマスの時期に行うため、クリスマスに観たい、クリスマスにぴったりなラインナップにもなっております。
『スプラッシュ』
ロン・ハワード ・1984年・アメリカ・109分
幼い頃、遊覧船から海を見つめていたアレン(トム・ハンクス)は、水の中に心惹かれるものを感じ、海に飛び込む。そこにいたのは人魚だった。手を取り惹かれ合う2人だったがアレンは救助され、彼女を忘れてしまう。
数10年後、ひょんなことから海で溺れたアレンは、再び同じ人魚に助けられる。アレンが落とした財布を頼りに、人魚は人間のふりをして街に出向き、アレンと共に暮らすようになる。幸せな毎日を送る2人だったが、人魚を目撃した海洋学者が忍び寄り、彼女の正体を暴こうとしていた……。
トム・ハンクスが世に知られるきっかけとなった作品。まだ初々しさの残るトム・ハンクスのお芝居が印象的。ここからどのような道のりを経て、アメリカを代表する俳優になったのか発見していきたい。
※上映はBlu-rayでの上映になります。
コピーライト:Images courtesy of Park Circus/Disney
『プリティ・リーグ』
ペニー・マーシャル ・1992年・アメリカ・125分
男子野球選手も出征を余儀なくされ、野球リーグの開催が困難になってしまった第二次世界大戦中のアメリカで、女子野球リーグが開催された。ピーチズの監督として、ジミー・ドゥーガン(トム・ハンクス)に白羽の矢が立つ。彼は有望な選手だったが、アルコールの問題を抱え、若くして選手生命を絶たれていた。飲んだくれてばかりで、まともに選手と向き合おうとしないジミーだったが、真剣に野球に向き合う選手たちをみて、監督としても人間としても輝きを取り戻していく。
トム・ハンクスが助演的役割を担った作品。自らも輝きつつ、女性たちも引き立てる立ち回りをしている。キャリアと積み上げ、スクリーンでの演技も板についてきた姿に注目したい。
※上映はBlu-rayでの上映になります。
コピーライト:© 1992 Columbia Pictures Industries, Inc. All Rights Reserved.
『ポーラー・エクスプレス』
ロバート・ゼメキス・2004年・アメリカ・100分
クリスマス・イブの夜にあらわれる謎の機関車「ポーラー・エクスプレス」に乗って、クリスマスの聖地・北極点へ!そこは、ほんの少しの勇気と、信じる心があれば、どんな願いもかなう場所。地球のてっぺんを目指して猛スピードで走るスリルいっぱいのアドベンチャー。そして、数々の冒険の先には、きっと忘れられないクリスマスが待っている。ポーラー・エクスプレスへようこそ!
トム・ハンクスとロバート・ゼメキス監督が贈る、最高のクリスマス・ムービー。次世代パフォーマンス・キャプチャーを駆使し、幻想的で美しい絵本の世界を映像化することに成功。「サンタクロースは本当にいるの?」そんな思いを抱く主人公の少年に、そしてあなたの心にも、クリスマスの奇跡が起こる。お乗り遅れのないように!
俳優としてのお芝居だけではなく、声のお芝居や製作総指揮としてもキャリアを積んできたトム・ハンクス。そんな彼だからこそ携われた作品だといっても過言ではないだろう。多角的にトム・ハンクスを捉えるきっかけになる作品だ。
※上映はDVDでの上映になります。
コピーライト:© 2004 Warner Bros. Entertainment Inc. All Rights Reserved.
『幸せへのまわり道』
マリエル・ヘラー ・2019年・アメリカ・109分
これは、実話に基づいた物語。ひとつの出会いが奇跡を呼び起こす。
2020年 第92回アカデミー賞®助演男優賞ノミネート!
トム・ハンクスが人気子ども向け番組の司会者ミスター・ロジャースを熱演雑誌記者と大物司会者の出会い__実話を題材にした心温まるヒューマンドラマ
ロイド・ボ―ゲルは、雑誌記者として華々しいキャリアを積んできた。今は愛する妻と生まれたばかりの子どもと暮らしている。ある日、ロイドは姉の結婚式に招待され、式場で絶縁していた父・ジェリーと再会を果たす。ロイドは、家庭を顧みず自分たち姉弟を捨てた父を許せずにいた。些細なことがきっかけで手を上げてしまうなど、心の内にわだかまりを抱えていた。数日後、ロイドは編集部の依頼で、子ども向け番組の司会者として人気者だったフレッド・ロジャースに関する記事を書くため、彼の仕事場を訪ねる。フレッドは、ひと目見ただけなのに、ロイドが抱えている家族の問題や心の葛藤を感じとる。一方、ロイドもフレッドの不思議な人柄に惹かれていく。やがて2人は、取材の名目を越えて、公私共に交流を深めていくのだった……。
トム・ハンクスがフレッド・ロジャースになりきったと話題を読んだ作品。
トム・ハンクスのとても上質なお芝居が堪能できる、彼の40年近いキャリアの集大成がこの一作に詰まっているだろう。
※上映はBlu-rayでの上映になります。
コピーライト:© 2019 Columbia Pictures Industries, Inc. and Tencent Pictures (USA) LLC. All Rights Reserved
12月21日(火)18:45〜『プリティ・リーグ』※上映後トークショー
12月25日(土)13:35〜『スプラッシュ』※上映後トークショー
12月25日(土)16:40〜『ポーラー・エクスプレス』
12月25日(土)18:45〜『幸せへのまわり道』※上映後トークショー
<トークゲスト>
『プリティ・リーグ』上映後
高山直美さん(チームエヌズ),内田啓太さん(社会人役者)
『スプラッシュ』上映後
南波克行さん(映画批評家)
『幸せへのまわり道』上映後
ゲスト交渉中
主催:グッチーズ・フリースクール
協力:深海遊泳