香港の巨匠アン・ホイ監督を撮ったドキュメンタリー『我が心の香港~映画監督アン・ホイ』(11/6公開)の公開に合わせて、同じく新宿K’s cinemaにてアン・ホイ監督の代表作2作を限定上映することが決定致しました。
劇場未公開作・未ソフト化の作『男人四十』も上映の貴重な機会
『男 人 四 十』
劇場未公開・未ソフト化
アジア映画批評家協会賞最優秀作品賞
最優秀監督賞・最優秀助演女優賞他多数
監督:アン・ホイ
主演:ジャッキー・チュン/カリーナ・ラム
2002年/103分/日本語字幕付き
協力:福岡市総合図書館
40歳の国語教師ラム。
高校時代から付合いがある妻や子どもたちとはここ最近うまくいかず、自分に溜息をつく毎日。そんな中、
教え子の女子高生チョイランに惹かれていく…。
・上映予定:11月12日(金)16:45~/11月13日(土)16:45~/11月14日(日)16:45~
『桃さんのしあわせ』
第48回台湾金馬奨最優秀監督賞
第31回香港電影金像奨最優秀監督賞
第68回ヴェネツィア国際映画祭最優秀女優賞他多数
監督:アン・ホイ
制作・主演:アンディ・ラウ
2011年/119分/日本語字幕付き
配給:ツイン
© Bona Entertainment Co. Ltd.
香港の映画プロデューサー、ロジャー・リーの実体験を基に、
彼と彼の家族に仕えてきた老家政婦との心の絆を描いた感動ドラマ。
・上映予定:11/19(金)16:45~/11/20(土)12:20~/11/21(日)12:20~
『我が心の香港~映画監督アン・ホイ』
香港のアカデミー賞である香港電影金像奨で『桃さんのしあわせ』(2011)、『黄金時代』(2014)などの作品により最優秀監督賞に6度輝くなど、香港映画界の代表的存在であると同時に、アジアの女性監督のトップランナーとして歩んできた彼女の40年に及ぶ映画人生に焦点を当てたドキュメンタリー映画。
日本人の母とのつつましやかな日常生活、揺れる香港への思い、女性としての生き様、エネルギッシュな撮影風景をつぶさに映し出す。
また、シルヴィア・チャン(張艾嘉)、アンディ・ラウ(劉徳華)、ツイ・ハーク(徐克)、ホウ・シャオシェン(侯孝賢)、フルーツ・チャン(陳果)、ティエン・チュアンチュアン(田壮壮)、ジャ・ジャンクー(賈樟柯)など香港・台湾・中国映画界の重鎮たちが、彼女の作品と交遊、人柄について語り尽くす。
監督のマン・リムチョンは、美術監督・衣装デザイナーを務めた『君のいた永遠』(1999年/シルヴィア・チャン監督)で香港電影金像奨芸術監督賞を受賞した実力派で、初監督となる本作で見事、
2021年香港電影監督会新人監督賞を射止めた。音楽にはテレビドラマ「あまちゃん」「いだてん」、中国映画『青い凧』などの音楽で知られる、ギタリストの大友良英も名を連ねる。大友はアン・ホイ監督の『女人、四十。』(1995)の音楽も担当していた。
ダイナミックな歴史の流れと共に生きたひとりの映画監督の人生、香港の現在とこれからを描き出す。常に市井の人々の目線でいることを旨とするアン・ホイは、これからも香港と香港の人々のために“映画をつづける”と決意する。
監督/マン・リムチョン(文念中) 音楽/大友良英
主な登場人物/アン・ホイ(許鞍華)ナンサン・シー(施南生)
ツイ・ハーク(徐克)フルーツ・チャン(陳果)
ティエン・チュアンチュアン(田壮壮)ホウ・シャオシェン(
侯孝賢)アンディ・ラウ(劉徳華)ジャ・ジャンクー(賈樟柯)
シルヴィア・チャン(張艾嘉)
香港/2020年/119分/DCP/日本版字幕:鈴木真理子 2020©A.M. Associates Limited
後援:香港特別行政区政府 駐東京経済貿易代表部
協力:大阪アジアン映画祭/鮑智行/柳川由加里