米インディーズ界のカリスマとして一世を風靡したアレクサンダー・ロックウェルの 25 年 ぶりの日本劇場公開作『スウィート・シング』が、2021 年 10 月 29 日(金)より全国順次公開となります。この度、本作の公開を記念し、ロックウェル監督の代表作『イン・ザ・スープ』が、新宿シネマカリテにて1週間限定で上映されることが決まりました。監督と、製作総指揮の鈴木隆一さんからのコメントも届きました

米インディーズのアイコン、アレクサンダー・ロックウェル監督、 25 年ぶりの日本劇場公開作『スウィート・シング』公開を記念して監督の代表作『イン・ザ・スープ』(1992)10/29(金)~11/4(木)1週間限定上映決定!

画像1: ©film voice inc.

©film voice inc.

『イン・ザ・スープ』(1992)や『フォー・ルームス』(1995)などで知られる米インディーズ映画のアイコン、アレクサン ダー・ロックウェル監督。その 25 年ぶりの日本公開となる最新作『スウィート・シング』が、10 月 29 日(金)よりヒューマントラストシネマ渋谷、新宿シネマカリテ、アップリンク吉祥寺ほか全国順次公開される。
『スウィート・シング』は頼る大人がいない 15 歳の姉ビリーと 11 歳の弟ニコ、そしてその家族の物語。監督の実の娘ラナと息子ニコ。そして実の妻である『ベルウェアのフレッシュプリンス』の人気女優カリン・パーソンズが母親、『ウェンディ&ル ーシー』や『ミナリ』の名脇役ウィル・パットンが父親を演じ、スーパー16 ミリフィルム撮影のモノクロとパートカラーの映像はじめ、一貫してインディーズにこだわり続けてきたロックウェル監督らしい映画愛に溢れた一編である。
そして、この最新作の公開を記念し、アレクサンダー・ロックウェルの名を世に知らしめ、カルト的人気を誇ったあの愛すべき傑作『イン・ザ・ スープ』(1992)が新宿シネマカリテにて1週間限定上映されることが決定した。

米インディーズ史に残る愛すべき傑作が、35mm フィルムで再び劇場に。
ロックウェル監督から喜びのコメントも。

『イン・ザ・スープ』は 1992 年のサンダンス映画祭でグランプリを受賞した傑作コメディ。個性派 俳優スティーヴ・ブシェミと、残念ながら一昨年に亡くなった米インディーズ界の名優シーモア・カ ッセルを主演に、映画作りに没頭する⻘年アルドルフォと彼に資金援助を申し出る怪しい男ジョーと の奇妙な交遊をコミカルに描いたロックウェル監督初期の傑作。
当時ロックウェルの妻だったジェニ ファー・ビールスがアルドルフォの隣に住むヒロインを演じ、盟友ジム・ジャームッシュも映画監督役で顔を見せている。日本では公開当時大ヒット、今でも米インディーズの重要な作品の一つとして 人気が高い伝説的な作品だ。

今回、上映に使用される35mmフィルムは、『イン・ザ・スープ』の製作総指揮を務めた鈴木隆一氏の映画会社フイルムヴォイスに保管されていたもの。貴重な上映機会となる。 米インディーズ史に残る愛すべき傑作『イン・ザ・スープ』、そして、ロックウェル監督 25 年ぶりの日本劇場公開となる最新作『スウィート・シング』、来月 29 日(金)からの上映をぜひご期待ください。

◆『スウィート・シング』公開記念上映『イン・ザ・スープ』(1992)

画像2: ©film voice inc.

©film voice inc.

クリスマスの NY。映画作りに没頭する破産寸前の⻘年アルドルフォ(スティーヴ・ブシェ ミ)は、隣に住む美女アンジェリカ(ジェニファー・ビールス)をヒロインにいつか映画 を撮ることを夢想している。しかし、現実は家賃の支払いさえままならない。そこへ映画 製作の資金援助をするという、怪しげな男ジョー(シーモア・カッセル)が現れるのだが ...?ロックウェル監督が映画製作の資金繰りに苦労していた自身の実体験も反映したと語 る本作。映画を愛するあまり、ジョーに振り回されっぱなしのアルドルフォに、笑ったり 共感したり。米インディーズ史に残る愛すべき傑作。

『イン・ザ・スープ』記念上映に寄せて

アレクサンダー・ロックウェル監督メッセージ
:『イン・ザ・スープ』の35mmフィルムはアメリカのUCLAのアーカイブに収蔵されている他は、日本にあるものだけです。その貴重なフィルムで上映されるなんて、とても素晴らしいことです!『イ ン・ザ・スープ』と『スウィート・シング』には、隠れたつながりがありますので、ぜひ2作品併せて観てほしいと思います。

鈴木隆一(製作総指揮)メッセージ
『イン・ザ・スープ』は、1993年当時単館ロードショー12 週間連続のロングランになりました。今年は国立映画アーカイブでも上映され、また改めてこの映画が評価され、今回も多くの方に観ていただけると幸いです。なお、本映画は宮沢りえさんのイチオシで、オダギリジョーさんはこの映画を観て主人公から名前をとりました。

1992年|アメリカ|93分|35mm|モノクロ
配給:フイルムヴォイス
上映期間:10/29(金)〜10/4(木) 1日1回上映
*上映時間は後日劇場 HP にて発表
上映劇場:新宿シネマカリテ(東京都新宿区新宿 3-37-12 新宿 NOWA ビル B1F)

◆10/29 公開『スウィート・シング』

世界は悲しいけれど、幸福な1日はある。15 歳のビリーと 11 歳のニコ、その家族の物語。

普段は優しいが酒を飲むと人が変わる父アダム。家を出て行った母親イヴ。頼る大人がいな いビリーとニコの姉弟。ある日出会った少年マリクとともに、彼らは逃走と冒険の旅に出る!
世界はとても悲しい。でも、幸福な1日はある。その1日がずっと⻑く続きますように。すべての大人に子供時代のきらめきを思い起こさせ、ベルリン国際映画祭ジェネレーシ ョン部門で最優秀作品賞を受賞した。

『スウィート・シング』予告

画像: 10/29(金)公開『スウィート・シング』予告編 youtu.be

10/29(金)公開『スウィート・シング』予告編

youtu.be

原題:Sweet Thing
監督・脚本:アレクサンダー・ロックウェル
|2020 年|アメリカ|91 分|DCP|モノクロ+パートカラー 日本語字幕:高内朝子
配給:ムヴィオラ

10/29(金)よりヒューマントラストシネマ渋谷、新宿シネマカリテ、アップリンク吉祥寺他全国順次公開 『イン・ザ・スープ』の上映は新宿シネマカリテのみ

This article is a sponsored article by
''.