私が消したのは、過去と...妹
消えた二人の少女を探す、二人の姉。
途切れた糸を追って深淵に迷い込む――

2011年の『ヒミズ』から10年間、園子温監督のほとんどの作品の助監督を務め、園監督に 師事してきた松尾大輔が、満を持して、長編映画監督デビュー。田舎で一人で暮らしていた妹が東京で自分と一緒に住み始めた途端に行方不明になってしまったエイミと、同じく妹が行方不明のヒヨリが、共に犯人を捜すミステリーをベースに、姉二人の心の揺れを丁寧に描く。

画像: © 2020 daisuke matsuo 2020

© 2020 daisuke matsuo 2020

主演は、NHK朝の連続テレビ小説 「なつぞら」でドラマデビューし、CMを中心に活躍 中の鳴海唯と、マドンナのバックダンサーとしてワールドツアーに約1年半同行し、舞台Rock Opera「R&J」ではヒロイン役を演じた仲万美。 エイミの妹・ユウ役を、『由宇子の天秤』で注目を集める河合優実がミステリアスに演じる他、エイミが滋賀の湖で出会う少女・アカリ役に「青のSP〜学校内警察・嶋田隆平〜」の 田畑志真、エイミの婚約者・タカシ役に『横須賀綺譚』の小林竜樹、風俗店の古株のボーイシンジ役に『SRサイタマノラッパー』シリーズの奥野瑛太、向井刑事役に『AWAKE』の 川島潤哉、ヒヨリの妹が家庭教師をやっていた少女・アオイ役に本作が映画デビューとなる三島あよな、ユウの友達・マイ役に、「きれいのくに」の見上愛と、今後の更なる活躍が期待される面々が集結!
アオイの母・ヨシエ役でベテランの馬渕英里何、風俗店の店長役で『ケンとカズ』のカトウ シンスケが脇を固める。

大都会・東京と、美しい琵琶湖がある滋賀を舞台に、いなくなって初めて自分は妹のことを 何も知らなかったと気づき、必死に真実を暴こうとする姉二人が辿り着く先は...

映画『偽りのないhappy end』公開日&ポスタービジュアル解禁!
園子温に師事し、長編監督デビューの松尾大輔のコメント、 園子温&山田孝之の推薦コメント解禁!

この度、12月17日(金)よりアップリンク吉祥寺ほか全国順次公開が決定し、ポスタービジュアルが解禁となった。また、本作で長編監督デビューとなった松尾大輔監督と、松尾監督が『ヒミズ』以降10年師事している園子温監督及び、出演作『新宿スワン』「勇者ヨシヒコ」シリーズ、『50回目のファーストキス』、プロデュース作『聖☆おにいさん』などでご一緒してきた俳優の山田孝之より推薦コメントが届いた。

<監督・脚本 松尾大輔 コメント>
誰しも生きる上で何かしら、人や過去との繋がりを断ったり、薄れさせて今があると思いま す。けれども、その断たれたモノは消えずに残っている。現代では絆よりも断たれてしまったモノの方が圧倒的に多いと感じます。それを今、この作品で描きたいと思いました。 ただ、それをはっきりと問題として取り上げる事なく、人々が交わり、絡まり、解け、切れ、 結ばれる事で感じて貰いたい。 なので、それを表現する役者、特に主演の2人を始め、何かを抱えている役どころには、芝居の技術で表現して欲しくなかったので、経験の少ない人でも、役と自分を重ねられるであろう人たちを選んだのですが、みんなそれを見せてくれました。それがこの作品の一番の見どころだと思います。観て下さった方々が、少しでも自分の中にある登場人物と似たモノを思い出すきっかけになれば幸いです。 この作品には、映画館という環境でしか伝わらない表現が確実にたくさんあります。是非、 映画館で観て頂きたいです。

<園子温(映画監督) 推薦コメント>
執念で作りあげたデビュー作。よくやった!松尾君。女の子たちの傷つきやすいガラスの心をよくぞ描き切った。まるで女子が作った映画かと思うほどに、傷ついた女の子のガラスの心を描いた。まさにデビュー作らしいデビュー作だ。ガラス細工の少女たちがガラスの世界を壊しながら突き進む。何て悲しくて、そして何て切ないハッピーエンドなんだ。

<山田孝之(俳優) 推薦コメント>
残酷なんだけど人の優しさを感じた。凄く寂しくて、とても温かい。なぜならそれらは表裏一体で、愛情は裏切りを伴う。自分の気持ちが変化するたび見たいと思える作品です。

【STORY】
中学を卒業してすぐに地元滋賀を離れ、ずっと東京に住むエイミ(鳴海唯)は、母親が亡
くなった後も一人で滋賀の田舎で暮らしている妹・ユウ(河合優実)に、「東京で新しい
人生を始めない?」と誘う。はじめは拒んでいたユウだがなぜか急に東京に来ることを受
け入れ、一緒に暮らし始めるが、引っ越してきて早々、ユウは行方不明に...
そんな折、エイミは同じく妹が行方不明になっているヒヨリ(仲万美)と出会う。エイミ
に、地元の琵琶湖で若い女性の遺体が見つかったと警察から連絡がくるが、見つかった遺
体はユウではなく、なぜかヒヨリの妹だった。再び巡り合ったエイミとヒヨリは、共に犯人
を捜すことになるが思わぬ方向へ...

鳴海唯 仲万美
河合優実 田畑志真 小林竜樹 奥野瑛太 川島潤哉 三島あよな 見上愛
メドウズ舞良 藤井千帆 野村啓介 橋本一郎 谷風作 永井ちひろ 鈴木まりこ
古賀勇希 安田博紀 原知也 宮倉佳也 笹川椛音 白石優愛 土屋直子
馬渕英里何 カトウシンスケ

監督・脚本:松尾大輔

撮影:川野由加里 照明:赤塚洋介 録音:阿部茂 衣裳:田口慧 ヘアメイク:佐々木弥生
美術:松塚隆史 装飾:徳田あゆみ 制作担当:興津香織 助監督:小泉宗仁
監督助手:石塚礼/安藤梓 監督補助:廣野博友
特別協力:匠司翔 キャスティング:杉山麻衣 バレエ振付・指導:吉野菜々子
音楽プロデューサー:菊地智敦 音楽:古屋沙樹
編集:和田剛 音響効果:伊藤進一
配給・宣伝:アルミ―ド

© 2020 daisuke matsuo 2020
年/日本/カラー/16:9/5.1CH/97分
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12 月 17 日(金)よりアップリンク吉祥寺ほか全国順次公開

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