「ゆうばり国際ファンタスティック映画祭2019」で審査員特別賞を受賞した韓国映画『赤い原罪』が10月2日(土)より渋谷・ユーロスペースにて劇場公開されます。
神学校に通い牧師の資格を持つムン・シング監督が手掛けた本作は、宗教問題に鋭く切り込んだ作品です。韓国宗教界ではタブー視とされるテーマをふんだんに盛り込んだ映画がいよいよ日本公開されるにあたり、監督・プロデューサーからメッセージが到着しました。
韓国で全うな評価を受けることのなかったというプロデューサーの苦渋の想いと日本の観客への期待が込められたメッセージです。
監督 文信久(ムン・シング)
「ゆうばり国際ファンタスティック映画祭」で日本の観客との感動的な出会いが今も鮮明に浮かびます。
厳しい環境の中で作られた映画『赤い原罪』が日本の観客とまた会えてとても光栄です。
“神はいない。もし神がいて私を審判するなら私はその神を審判したい。”
プロデューサー権明煥(クォン・ミョンファン)
『赤い原罪』の日本公開が決まってとても嬉しいです。
韓国では極限の非難の中でまともな評価を受けられなかった作品です。
宗教を題材にしていますが、韓国が抱えている様々な問題を盛り込もうと努力した映画です。
皆様との出会いをワクワクしながらお待ちしております。
■出演者
サンムン:ペク・スンチョル
エスター:キム・サンオク
へジョン:イ・ヒョンジュ
■スタッフ
撮影監督:チョン・ジェ・スン
照明:ミン・ドクギ
美術:イ・ヨンガプ
サウンド:スタジオ87
編集:カン・ヒチャン
音楽:パク・ソンフン
デジタルインターミディエイト:カン・ヒチャン
■STORY
とある漁村の教会を訪れる白髪の女性。
その教会に修道女として務めていた40年前の出来事が語られはじめる。
40年前、その村には極貧の身体の不自由な父親と癲癇持ちの娘が住んでいた。
他人に頼らず生きようとする父娘と手を差し伸べようとする修道女。
村と父娘の秘密と罪があらわになっていく。
赤い原罪(原題『ORIGINAL SIN』)
監督:ムン・シング(文信久)|2017年|韓国|102分|
宣伝・配給:GACHINKO Film