短編映画『something in the air』が、現在開催中の Rakuten Fashion Week TOKYO 2022 S/S にて、ファッションブランド el conductorH(コンダクター)の新作コレクションとして発表されました。
背景としては、コロナ禍によりファッション業界の新作コレクションの発表が、従来の「ショー」という形から映像などのデジタルリリース中心へと移行していく流れの中で、今回 el conductorH のデザイナー⻑嶺信太郎氏が「ストーリーのある短編映画という形でブランドの新作を発表できないか」という発想に至り、映画監督の小林達夫(『合葬』)に声をかけたところから企画が動き出しました。
主演に唐田えりかと吉村界人。さらに hibiki (lol-エルオーエル-)、伊島空などをキャストに迎え、音楽は Jan Urila Sas(jan and naomi)とブラジル在住の音楽家 YUKI YAMA が担当。ファッションと映画の創造性が交差する、新時代の短編映画が完成しました。
監督プロフィール 小林達夫
1985 年京都府生まれ。2007 年『少年と町』が第 10 回京都国際学生映画祭にてグランプリを 受賞。2015 年、杉浦日向子原作の長編時代劇『合葬』が第 39 回モントリオール世界映画祭ワールド・コンペティション部門に正式出品される。2016 年、映画分野として初の京都市芸術新 人賞を受賞。脚本協力として二宮健監督作品『チワワちゃん』(19)、『真夜中乙女戦争』(21)、 監督補として『とんかつ DJ アゲ太郎』(20)に参加。
その他監督・演出作品として
『ZAZEN BOYS ドキュメンタリー』(08)CS 放送 Music On! TV
『It Girls: Anytime Smokin’ Cigarette』(17)短編映画/第 30 回東京国際映画祭出品 『昭和元禄落語心中』(18) NHK ドラマ 10
脚本参加作『Pure Japanese』(ディーン・フジオカ企画・プロデュース・主演、松永大司監督作) が、2022 年 1 月 28 日より全国公開される。
◎el conductorH
デザイナー 長嶺信太郎が設立し、spring/summer 2018 コレクションでデビューしたブランド。デザイナー自身が幼少期から現在に至るまで影響を受けてきた様々な文化的背景を独自の解釈で反映させたデザインや攻撃的なグラフィックとは対照的に、生地・附属共に日本国内を中心とした品質の高いマテリアルのみに拘り、職人による伝統技術も取り入れながら、ときにセンセーショナルであり、洗練された洋服を常に提案し続けていくことを目標にしている。
短編映画『something in the air』
el conductorH 2022 S/S Collection
ストーリー
郊外のロッジに、ライブツアーのために宿泊しているバンド・メンバーたち。そこに地元で ZINE をつくる少女たちが取材へとやって来るが、彼女の憧れや、バンドに対するイメージは裏切られていく。すれ違う感情と行動の連鎖のなかで、積み重なる人生の瞬間。1 日の出来事を描きながら、登場人物たちの過去・未来が織り合う短編映画。
出演:唐田えりか、吉村界人、hibiki (lol-エルオーエル-)、伊島空、
ヤン ユリラ サス、SUGURU、HANAFUSA、飛磨、サトウヒロキ
監督・脚本:小林達夫
プロデューサー:鈴木徳至
エグゼクティブ・プロデューサー:千葉文彦
撮影:石垣求 照明:加藤大輝 録音:松野泉 音楽:ヤン ユリラ サス、YUKI YAMA
美術:福島奈央花 衣裳デザイン:⻑嶺信太郎 ヘアメイク:友森理恵 助監督:大美賀均
リレコーディングミキサー:野村みき フォーリーアーティスト:大保達哉
制作プロダクション:cogitoworks Ltd.
企画・製作:el conductorH
20 分/4K/スタンダード/ステレオ/カラー/日本
© el conductorH